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Made in Paris <年末年始> [連載ーMade in Paris]

ぐうたら娘の生活リズムは変わらないまま、2019年も終わろうとしている。2年生の1学期も終わり、のんびりムードを味わっているのかと思えばそうでもないらしい。トリュフの店のバイトが復活して、授業料稼ぎだと頑張っている。クリスマスシーズンは、毎年のようにおばあちゃんの居るボルドーへ行っていたが、今月初旬から始まった年金制度改革に伴う巨大な交通機関の全国無期限ストライキのせいで、行けなかったのである。そのおかげもあり、25日のクリスマスの夜は一緒に過ごせた。幼少以来だろうか。家近辺の地下鉄もシャッターが降りて、又バスの運行本数も少なく、いつくるかわからないバス停には物凄いひとだかり。busに搭乗するのは、時間に余裕があり、よっぽどの我慢強い人でなければならない。到底、気の弱いぐうたらママには、無理な話である。ぐうたら娘へのクリスマス・プレゼントは、11月後半にデパートで気前よく散財したので、12月は金欠で困っていた矢先のストライキに感謝。経済面では感謝しているが、近所に出かける程度の気分転換しか出来ずにいるので精神面ではストレスが出ている。ぐうたら娘は、パリ市内の真ん中まですべて徒歩移動している。なので、靴底が減ってしまい、新しい靴が欲しいと迫られながら、いつストが終わるのか分からないまま、年末年始を迎えようとしている。舞

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コメント 2

バイロン

舞様、
パリのストではご不便のようですが、ストの実態が日本には良く伝わってこない。久しぶりの大型ストらしいですが現場の様子をモット知らせて頂けないでしょうか。
バイロン
by バイロン (2019-12-27 22:45) 

舞

ストライキは、開始から30日目を迎えました。本日は、1か月ぶりに少し遠い地下鉄より乗車しました。しかしながら我が家に近い地下鉄は今もひっそりして悲しげなシャッターが降りています。毎日ストのニュース、政治家達の発言・発表に耳を傾けていますが、年末年始の旅行客・パリジャン多数が足止めされる状況で、収束の兆しはないとのことです。バスは運行と運休を繰り返し、地下鉄は、日時そして路線によって運休、ネットで状況を調べながらの毎朝です。パリ市内の観光地のデパートや店などは、売上が30%~40%下がり、打撃を受けているようです。もともとは、仏国鉄(SNCF)とパリ交通公団(RATP)の職員が、現在42種ある年金制度を一本化してポイント制とする政府の計画に反対して、始まった事です。過去の首相(1995年)アラン・ジュペ(大統領ジャック・シラク没2019年9月)は、同様に年金改革に着手しましたが、辞任に追い込まれました。パリの通勤客らはいら立ちを募らせながらもストに賛成しているという、パリジャン特有の理解し難い、もやもや感が立ち込めております。
by 舞 (2020-01-03 17:10) 

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