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EU長期予算と分担率 [連載ー英国EU離脱交渉]

EU運営予算はメンバー国のGDPにより按分負担が原則。
大枠予算としてに7年間の長期予算を合意する。
現在の予算期限は本年末。
EUは来年以降、次の7年予算の審議に入った。

今回は特別に問題を抱える。
最大の経費分担国だった英国が離脱して居る。
その大きな”穴”を如何に埋めるか。英国抜きの全体予算規模をどうするのか。
拡大の積極予算とするか、縮小か。 
先週末ブラッセルに集った27カ国首脳サミット会議。

完全な混乱の内にお開きとなった。

際だった争点は:
・富裕国の負担が多すぎる。
・予算支出の最大の二項目、農業保護、地域開発援助により、補助金受領国が偏る。
・予算の分担金と、二項目による補助金の配付で、ネットプラスになるメンバー国が
 17にもなる。不公平だ。
・オランダ、オーストリア、スウェーデン、デンマークの4カ国は”質素グループ”を結成。
 ネット支払いがGDPの1%以上の負担を拒否する。拡大予算反対。
 従来の、過払い調整の”リベイト方式”の見直しを要求。

次回の会議予定の合意も無くサミットは散会。

バイロン
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