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EUの6ヶ月と二人のドイツ女性 [欧州]

7月1日からドイツのメルケル首相は6ヶ月間のEUサミット回転議長に就任。

今年後半のEU施策のまとめ役となる。

EU委員会は同じドイツ人のレイエン女史がトップ。

お互い良く知り合う二人のドイツ女性が、おそらくEU歴史で最も難しい6ヶ月間の舵取りを担う。

二人にのしかかる難題の幾つか;

・コロナ対策のEU財政支援策。
 その規模、配布原則、財源の合意等、基本事項を決定し、
 支援を”至急”実行しなくてはならない。
 ”富める”北部メンバー国“と”貧困南部メンバー国”との 見解の差は大きい。

・英国との離脱協定の合意。
 メルケルは犠牲を払ってまで英国との合意を求めないと明言している。
 合意無ければ、英国はEUからWTOルールによる第三国扱いとなる可能性が高い。
 双方への経済的影響は甚大。 

・環境問題。EU産業界への指針、投資原則として、クリーンエネルギー、クリーン経済への転進が
 合意されるか。両女史とも環境保護に熱心。

・対米、対中外交問題。 
 11月の米国大統領選挙。
 現在トランプが追求する一国主義、米中紛争の狭間でEUはいかに動くべきか。

バイロン 

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