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脳死論争:エルドガンとマクロンとNATO [国際]

フランス大統領マクロンは、トルコのエルドガン大統領とトランプが"合意"したとされるトルコのシリヤ侵攻につき大いに不満がある。マクロンはシリヤ侵攻が事前にNATOに何らの通知も無く、エルドガンとトランプの”二人だけの合意”で進められたことに怒っている。

彼はNATOも、IS掃討に参加していたのを忘れるなと警告し、シリヤ侵攻のような重要行動にNATOを無視されてNATOは"脳死"状態に追い込まれた、と警鐘を鳴らし続けてきた。

今週も、繰り返し、トルコはNATOメンバーなのに、事前相談無くシリヤに攻め入り爾後に既成事実を認めさせようとする公算だろうが、我慢がならないと非難。

これに対し、昨日エルドガンが声明を発して"脳死状態はマクロンだ。彼は政治的に素人でテロとの戦いを知らない。彼こそ自分の頭が死んでいないか、診察されるべきだ。"と悪態をつきついでに"素人だから、自国に黄色いヴェスト運動が起きても対処できない"と最低の外交的言辞もかなぐり捨てて嘲った。

これに対し、マクロンは駐仏トルコ大使を即刻、招集し、エルドガン発言の真意釈明を求めた。

バイロン


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アメリカー原油ネット輸出国に変身 [経済]

米国エネルギー情報局、昨日の発表。

歴史が書き換えられた。

発表の主要点;
・本年9月に米国のエネルギー輸出と輸入のバランスが日量89,000バレルの輸出超過となった。
・月ベイスの輸出超過は1940年代以来始めて。
・丁度10年前は輸入超過でその量は日量1200万バーレルだった。

輸入国から輸出国への転身理由として:
・国内シェイルオイル、ガスの生産向上。
・2015年の原油、原油製品輸出の解禁。
・自動車燃費の改善。省エネの向上。
・原油、ガスによる発電から自然エネルギー発電へ転換の進行。

昨年は米国のエネルギー輸出入バランスは620億ドルのマイナス。
これは全米国の貿易マイナスの10%にもなる。

今後、"原油輸出国"に格上げで本勘定が前進的にプラスに変身して国家財政に大きな貢献となる。

バイロン
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連邦政府の信用度 [米国トランプ弾劾]

CNNが報じる今年3月のピュー世論調査結果;
・米国連邦政府に対する国民信用度は僅か17%。
・国民の75%が連邦政府への信用が減少中だとしている。
・国民の65%が連邦政府の声明が真実か嘘かの判定ができないとする。

CNNは論評し、ヴェトナム戦争、ニクソンのヲーターゲイト弾劾、イラク戦争を通じ連邦政府の信用は傷つき、加えて、近年はメデイア手段の過剰、偽情報の氾濫で国民は"訳が分からぬ"状況にあるとする。

トランプ弾劾の成否は国民の"覚醒度”によるとする。

バイロン
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ユーロ圏経済復活の兆し [経済]

米中貿易戦争.英国EU離脱の二重ショックに晒されてきたユーロ圏経済。

ユーロスタットの集計で11月のユーロ圏内の消費者物価が前年11月から1%上昇。

10月が0.7%、9月が0.8%と、3ヶ月連続して上昇し徐々に活気が出始め二重ショック対応力が付いた模様。

11月の消費者物価で2%の上昇を見たのがスロヴァキア、オランダ、ラトビア。

一方、0.5%以下だったのがベルギー、イタリー、ポルトガル。

バイロン
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米国軍部にトランプ反抗の動き [米国2020年大統領選挙]

IS掃討戦で、米国海軍の特殊部隊ネイヴィ シールの三兵士が捕獲したIS兵士を虐待殺害、軍法会議で軍人にあるまじき蛮行として有罪となって居たのをトランプが特赦。

米軍最高幹部が一様に異を唱えている。
海軍最高司令官はトランプ処置に反対して解任された。
米軍の軍規、伝統が汚されるとの一斉攻撃。

同時に、トランプのいい加減な軍最高司令官振りにも批判が沸き起こる。
最高幹部に相談無く、シリヤからの撤退。NATOとの関係悪化。日韓に法外な軍費負担の要求。同盟関係国との意味の無い対立。
今度はいきなり十分な計画も無くアフガニスタンに出張すると言い出す。
また、来年のモスクワのメイデイ軍事パレイドに出席すると言い出す始末。
トランプは軍を来年の選挙選の道具に使うと、批判は強烈さをましている。

CNNが纏めているが、米軍最高幹部、ペンタゴン上層部にトランプ対策が密かな重要案件となっている。

バイロン

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香港人権民主主義法成立 [アジア]

トランプは言を左右して態度不鮮明だった問題の"香港人権民主主義法"に署名。

トランプはこれまで、香港のデモ隊を"暴徒(rioter)"と呼び、また中国の肩を持ち習首席を"凄い男"incredible man)と訳の分からぬ発言を行って署名は疑問視されていた.。

これで、アメリカ連邦上下院議会が一致して提案の法が成立した。(仮にトランプが拒否権を発動しても、議会は拒否権を無効にする再決議の用意があることを示していた。)

同法の成立で:
・米国政府は年に一度香港市民の自由と、権利が侵されていないかの判定を行う。
・現在、米国政府が中国に課している関税は特例として香港には適応されていないが、今後、
 香港の自由、権利が侵されていると判定されると、例外免税の廃止を含み、制裁を行う。
・米国は香港に、デモ制圧の武器ーガス弾、スタンガン、催涙弾の輸出を禁止する。
・香港の治安法に従い逮捕断罪された香港市民にも米国入国許可のヴィザを発行する。

中国政府は下記声明を発した。
・本法は米国の悪意ある意図(sinister intension)を現しており、中国政府は確固とした対抗処置(firm 
 counter measures)を執る。
・米国政府の決定は、深刻な内政干渉で、必ず失敗に導かれよう。

香港政庁も下記声明を発した。
・本法は誤った信号である。
・本法は香港の現状改善に寄与しない。

バイロン



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イラク暴動:イラン領事館襲撃 [中東]

既に2ヶ月荒れ狂うイラクの若者のデモ。

職よこせ、電気、水よこせ、汚職政治家追放、を叫び首都バグダッドから各地都市に波及している。

マーデイ首相はデモ制圧に実弾を使う強硬姿勢。

既に350名の市民が命を落としている。

3週間前、聖地カルバラのイラン領事館にデモ隊が侵入する騒ぎがあったが、昨日は
南部のナジャフのイラン領事館が襲われた。

領事館は放火され焼け落ちた。

館員は間一髪逃げおおせた模様。

主に生活権を求める市民デモが変質しており、外国勢力への拒否反応となっている様子。

現政府がイランと近く、政府への不満がイラン排斥へと変わっている。

バイロン


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未完の法治国 [米国トランプ弾劾]

百家争鳴の表現帝国、米国。

トランプの弾劾審査で、現在問題は議会の証人召喚命令が合法か、強制力をもつのか、どうかの議論である。

トランプは一切の証言、証人召喚を拒否している。

召喚に応じた証人は容赦無く個人攻撃に晒す。

大統領の議会要求全面拒否は合法か否か。

最終的に連邦最高裁の判断となろうが、時間が掛かり、次期大統領選挙日まで、トランプは無言の業でで逃げおうせる。

一方、連邦下院議会はトランプ弾劾決議を来月早々に纏める予定。

議会議決があれば憲法に規定の法的手続きが始まる。

連邦上院が下院による弾劾訴状の臨時裁判所となる。

司法機関からの助けを借りて上院議員全員が陪審員となる。

上院の裁判の課程でトランプの罪状が更に明確になり、大統領罷免の裁決にいたると下院は期待している。

しかし、アメリカ議会は過去200年に近い歴史で3回の弾劾裁判の経験しか無い。

ニクソンのヲーターゲイト裁判では、上院裁判所の裁定が出る前にニクソンが大統領を辞任してしまった。

クリントンの場合は、上院裁判で大統領のセックススキャンダルは弾劾に値しないと判断され、早々に無罪となった。

トランプは上院の共和党議員にトランプ擁護の誓約を求める。

弾劾には上院議員(上院陪審員)の三分の二の賛成が要る。

今のところトランプ造反議員はいない。

日々、事態が大揺れのトランプの米国。

誰も先が見通せない。

バイロン
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モンゴル ゴビ砂漠の宝物 [アジア]

モンゴル ゴビ砂漠に眠る膨大な銅鉱脈。

10年来、英豪系巨大企業リオチントが狙いをつけている。

モンゴル政府と開発計画に基本的合意が出来た。

採掘地点はオユ トルゴイ。

総開発費用は80億ドルにも及びそう。

採掘開始を3年後とする計画。

完成すれば世界一の銅生産を誇れる。

モンゴル政府は34%のシェアーを持つ。

.残り66%はリオチント。

先週のモンゴル議会、本契約に異論。

リオとの条件が政府に不利だと、再協議を要求。

モンゴルに開闢以来最大のプロジェクト、国運が掛かる。

バイロン
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中印関係:在庫一掃処理国 [アジア]

インド経済は深刻な経済収縮の最中。

好敵手、中国からの超低価、高品質の輸入が雪崩を打って入り込み、自国製造業は窒息状況。(アップル製品に比肩するスマートヲッチが1000円以下、ナイキ同等のスニーカーが600円程度で入ってくる。FT紙調べ)

"自衛のため”諸国際通商協定(例えばRCEP)から離脱して、高関税の高い壁を張り巡らして、自国産業の立ち上がりを待つが、人為的保護下の国内産業は競争原理が働かず、価格も質も向上しない。
既にインド自動車製造コストは世界一高いと芳しくない評判が定着した。

輸出を振興しようとしても、輸出入の不均衡は是正どころか悪化の一途。

中国からの輸入は、抑えきれない。

定期的に中国からは超低価の商品がなだれ込む。

インドはまるで中国の"在庫処理場所"の趣である。

本年10ヶ月の輸出は前年同期比4.9%落ち込んだ。

この間23%の増加を見たヴェトナムと天地の差の違いとなった。

バイロン
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