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マハテイール Uターンか;マレイシア政治喜劇 [アジア]

マレイシアのマハテイール首相。
先週突如、首相を辞任して、野合していた宿敵である元副首相アンワールを振り切り、主義主張をかなぐり捨てて、野党諸党と、アンワール抜きの新党結成を狙った。

茶番劇の始まりだった。

辞任に驚いたアンワールは急遽、マハテイールに対抗して野党連合の党首と首相職を自分が担うと宣言。
逆にマハテイーを追放すると宣言。

一方マハテイールの新党結成、同士の糾合が思いのほか難しい。新党結成は利害錯綜して実現不可能。

現地、本日、94歳の老練政治家は、アンワールと再接触、彼との離別を図ったことを悔い、またもや関係回復のすり寄り。
醜い"U-ターン”を演じた模様。
よりを戻してアンワールの支持で首相を続けたい。

アンワールとしても、マハテイールを敵にするのもややこしい。
静かに彼を立てていた方が政権は手中にあるし、その内マハテイールは否応なしに政界から消える。
禅譲はその時で良い。焦ることは無い。
アンワールは妥協しマハテイールを首相として復帰する事を認めた様子。

バイロン
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難民の欧州移動を許可か;イドリブ空爆 [中東]

シリヤ軍のイドリブ州空爆が続く。
難を逃れてトルコ国境に州民100万人が押し寄せる。
既に過去9年、”アラブの春”以来、シリヤ人に加え、他国籍の難民を400万人近く収容してきたトルコ。
もうこれ以上は受け入れられない。
しかし、EUはシリヤのイドリブ空爆に手をこまねいて何の制止行動を採らない。
国連も口先ばかりで具体的行動はない。

トルコは、EUとの協定ー難民の欧州からの遮蔽にEUはトルコに財政その他の援助、行動を行う約束ーが守られぬとして、報復に、トルコ内の留置難民、亦新たに通過する難民を欧州に自由に通過、放出すると威嚇している。

既に今週はトルコとギリシャ国境に欧州への通過をを求めるトルコ内難民が集まり始め、ギリシャ政府は、国境監視を強化、1000キロに及ぶ海岸線に40隻の警備艇を配した。

バイロン
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コロナ風邪と学校閉鎖

世界のメデイアはコロナ風邪報道で一色に塗りつぶされた。

その中で日本の小中高学校の一斉臨時休校の処置は特に耳目を集める。

ほぼ一致した論評は今回の動きは安倍首相の政治的ジェスチャーで科学的根拠が無いとする。

来月10日にはギリシャからオリンピックの聖火が日本に向け動き出す。

首相は如何してもオリンピックを強行したい。

各国、知恵を搾ってコロナ対策を進めて居るが、水際対策、医療機関の検査協力、隔離後のフォローアップ、全面に従事の医療関係者の防疫、について日本は、多くの国に遅れを取っている。

中国からの入国者遮断も、河北省出身者に限るなど、これまでの対策が生ぬるく非科学的だった。

バイロン


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マハテイール政略失敗か [アジア]

マレイシアの政局、混迷の度を増している。

94歳、手練れの政治家マハテイール首相。
永き政敵、元彼の副首相だったアンワールと野合。反政府連合(パカタン ハラパン)を結成。
一昨年、永遠政権と思われたの伝統的マレイ政党(バリサン ナショナル連合,UMNOが中心政党)
を倒し政権奪取。

ところが野合時の約束に反してマハテイールはアンワールに政権の禅譲を行わない。
アンワール一派が騒ぎ出した。
首相は余りに老齢で、政権奪取後、72歳の”若き”アンワールに席を譲る約束では無いか。

だが野心満々のマハテイールには約束通りの下馬の意思はない。

そこで一芝居。

首相を辞任し、かっての自分の支持基盤だった伝統政党と復縁のトリックを演じ、アンワールを切り捨てて新政府を作ろうと策動。

下準備は完全と見て首相辞任の演出。

だが、今度は彼の政治力も不発の様相。

アンワールは反マハテイール諸派を纏めて逆にマハテイール切り捨てて新政府樹立を狙う。

王(アゴン)が調整に乗り出したが視界は不透明。

来週は、総選挙に雪崩れるかも知れない。

バリオン


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トルコ正規軍の殺害:イドリブ州紛争 [中東]

昨年暮れ、トルコーシリヤ国境から、NATO他、友邦国に相談も無く、兵を引いたトランプ。

後に残った事態は混乱の一途。

シリヤ政府は、トルコと国境を接する北西部イドリブ州に巣くう反政府軍勢を一挙に壊滅しようと行動に出た。

支援のロシア軍と共にここ数週間猛空爆を続けている。

トルコは、空爆を逃れる難民の流入を抑えようと同州に越境し12カ所に軍事監視拠点を構えている。

300万人口のイドリブ州民の三分の一、100万人の群衆がトルコ国境まで猛空爆を逃れて避難、集結している。

シリヤ軍の空爆で、煽りを受け、トルコ兵士が死亡している。

昨日は一日当たり最悪の30名の兵士が被爆し死亡。

トルコはシリヤに猛抗議を繰り返し、報復を誓う。

しかし、シリヤの領空権は完全にロシアに握られている。

イドリブでシリヤ軍に対抗しようとも戦闘機を飛ばせない。

バイロン
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ペンスの所業:インデイアナ州知事時代 [アメリカ州]

HIVがアメリカに蔓延した2015年時、インデイアナ州が震源地だった。

当時、現副大統領のペンスは州知事だった。

州の健康機構におけるHIV検査で注射器を都度取り替え新品を使うと、世間に、使用済みの注射器が大量に流れ麻薬使用者の手に落ち麻薬蔓延の幇助になるとして、新品注射器の検査時使用を禁じる、と言う信じられぬ命令を発し、HIV患者の増加に繋がった。

亦、闘病に信仰の重要性を説き、タバコの害につき否定もしている。

彼が州知事時代、インデイアナ州は全米、健康水準評価で40位の低ランクに評価されたいた。

その他、彼の州知事時代は、”宗教の自由”を説いて、食堂オーナーが嫌いな宗派の客をを店から閉め出す権利を認め、多くの企業が宗教による差別を認めると抗議、州外に転出する騒ぎを起こしている。

トランプがペンスを中国風邪対策の責任者に任じて、全国から反対の声が上がって居る。

民主党大統領候補者のサンダース氏は任命を”酷い(disgusting”としペンスは”コロナ風邪は祈れば解消する”と言うだろう、と酷評。

バイロン
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オペック プラス:大型減産か [経済]

来週のウイーンにおけるオペック プラス会議。

コロナ風邪の影響で中国の原油需要が一気に2割を超して落ち込んでいる。

1月始めに70ドルをつけた原油価格が今や、50ドルを割りそうだ。

オペック プラスは昨年12月国際的な原油の過剰生産による価格の下落を止めようと本年上半期、日量210万バーレルの減産を合意。

そこへ、コロナ風邪が襲った。

来週ウイーンでは、12月の減産に加えてさらに100万バーレルの大型減産が打ち出される可能性が
高まった。
コロナ風邪の原油需要への影響につき慎重な解析が必要だとし減産に反対していたロシアの石油相ノヴァック氏が折れた様子。
100万バーレル減産は、太宗をサウジアラビヤが負担し、残余をクウェイト、UAE,ロシアが均等分担すとの観測が飛び交う。

バイロン
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中国風邪対策責任者 ペンス副大統領 [米国2020年大統領選挙]

支離滅裂がトランプ政治の看板だから驚くには及ばない。

今度は種々の健康関連の行政機構を無視して、トランプはペンス副大統領をコロナヴィルス対策の責任者と指名。

とたんに、各行政機関から疑問の声が上がる。

彼らの任務はどうなるのか。

トランプは記者会見で、アメリカの中国風邪の流行実態に関し全く無知であることを曝け出す。

米国内の発症者数を実態とかけ離れた50名程度の少数とし、ワクチンが直ぐにも入手可能と強調。

薬品企業、学会、研究機関が挙って表明しているワクチンの利用は最低18ヶ月先になるとの見解を無視している。

株価の下落は、CNNとNBCの中国風邪の蔓延を虚偽に報じる風説流布のためで、トランプに対する悪意の個人攻撃だと矛先をメデイアに向けている。

バイロン
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イスラエル首都:サンダースの主張 [米国2020年大統領選挙]

今週、アメリカ大統領予備戦の民主党公開討論会。

トップを走るサンダース候補が下記爆弾発言。

・大統領に選ばれたらトランプの決定を覆し、イスラエルの首都をエルサレムから元のテルアヴィヴに
 戻す。

・自分はユダヤ人だが、現在のイスラエル首相ナタニエフは反動的人種差別者で反対だ。

 パレステイナ人民を差別し、許容できない。パレステイナ人民の困苦と人権を考慮すべき。

これに対しイスラエル カッツ外務相は下記反論。

・サンダース発言は”恐ろしい(horrifying)”。イスラエルはアメリカの選挙に容喙したくないが、
 この発言を 聞 いてサンダースを支援するユダヤ系米国民はいなくなる。

・世界中のユダヤ人がエルサレムを首都とすることを夢見てきた。
 サンダース発言は余りに”過激(severe)”でアメリカ選挙選に影響を与えかねぬ我々の反撃も
 正当化される。

バイロン



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国家公的負債:沈黙する政治家 [米国2020年大統領選挙]

ドイツDW紙が呆れて指摘している。

2016年大統領候補のトランプは当時アメリカの公的債務残高19兆ドルを”8年間で”完全に消し去る(eliminate)と宣伝した。

彼が大統領になって3年が経った今、公的負債は減るどころか2.5兆ドル増えている。

議会予算局は、既に公的負債額がアメリカの金融組織に危険な水準となっていると警告している。

予算局は2017年のトランプ法人税減税により税収が急に落ち込んで居ると指摘している。

DW紙は、現在、トランプも殆どの民主党次期大統領候補が公的負債問題に触れていないのを奇妙なアメリカ現象と指摘。

短期的失業率の減少、株価の好調ばかりに目が行って”浮かれ”、国家の基礎経済力が傷つき続けることにだれも触れようとしない。

独り、38歳の若いブテイジッジ候補が、国家借り入れの返済に苦しむことになるアメリカ若者層を代表できる。他の政治家は高齢に過ぎる。

彼こそアメリカ経済の将来を救うべく、即時増税を行い負債を圧縮し財政健全化をリードすべきだとDW紙は仄めかしている。

バイロン
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