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国が壊れる瞬間:リビヤの悲劇 [アフリカ]

先月まで何とか、日量120万バーレルの原油を生産してきた北アフリカのリビヤ。

トリポリの正規政府と反乱軍の内乱は海外の容喙で複雑怪奇化。

反乱軍ハフター将軍は油田、油送管、積み出し港をほぼ占領して、国の原油生産は壊滅状況。

国の原油生産、販売を取り仕切るはずの国営石油会社は昨日時点でリビヤの全原油生産が日量
16万バーレルを切ったと発表。

トリポリ政府は、国家財政が破壊され予算執行が不可能の危機に陥ったと表明。

原油輸出がほぼ、唯一の国家収入源の国体。

解体の危機に瀕している。

バイロン
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ゲイム チェインジャ-:アメリカ シェイル革命 [経済]

終にアメリカが世界一の原油生産国に成り上がった。

今や、一日に1200万バーレルを生産する。

僅か10年の間に、シェイル 油田の発見と驚異的生産量の増大で一日800万バーレルが加えられた。

西テキサス、南東ニューメキシコにまたがるパーミアン油田が"シェイル 革命”の原点である。

オペックの予測(World Oil Outlook)ではアメリカのシェイル原油の生産は継続拡大し5年後に
2000万バーレルに達し、サウジ、ロシアとの差を大きく広げる。
亦、”シェイルガス”の生産も拡大中でガスの輸出はカタール、ロシア、豪州を越える。

世界が変わりつつある。

トランプはアラビア湾岸のアメリカ支配力の維持に関心を示さない。
もうサウジを後生大事に保護する事は無い。自前の原油が十分になった。

一方、この4年間でシェイル オイル、ガス開発に雪崩を打って参入した"中小企業"、200社が破産している。
破産総額は1000億ドルを超える。
急に市場に出現したシェイルオイル、ガスの価格は生産過剰、と競争で急降下。
中小企業には生産コストが賄えない。
国際価格にも大きな影響。

シェイル革命はまさしく”ゲイム チェインジャー(規則の変更者)”。

バイロン
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ブルンバーグ:打倒トランプの旗手? [米国2020年大統領選挙]

民主党大統領候補の予備選。

近いネヴァダ、南キャロライナ州の予備選を控え、各候補は寄付金集めに大童。

元副大統領バイデン氏の勢いが衰えを見せ始めた。
支持率のバロメターは寄付金額。
彼はニューヨークで資産家層に狙いを定め、資金集めのパーテイーを連続開催しているが寄付金の伸びが無い。
メデイアの報道で、これまで熱心なバイデン支持者が、彼のトランプに抵抗するスタミナに不安を持ちだした。

彼らは3月3日のスーパーチューズデイに登場するブルンバーグに期待をかける。
この日、テキサス、フロリダ州等、"大票田"10州以上多数州が一斉に予備選を行う。

大富豪で元ニューヨーク市長は、最初のアイオア、ニューハンプシャー州の"小選挙区”の予備選をスキップし、同様、ネヴァダ、南キャロライナ州予備選も回避、3月3日が満を持して初登場の日。

選挙費用は個人資産570億ドルにものを言わせ、他人のカネを使わず、既に始まったトランプのトウイター個人攻撃にも一切ひるまない。テレヴィアド、トウイッターで反撃している。

二人は同じニューヨーク育ち。
ゴルフを共にしたり、家族付き合いもしてきた。

ブルンバーグはトランプの"悪行の全てを知り尽くしている"と豪語。

"偽物”トランプ放逐が唯一の目的で自身が大統領になることが目標では無く、最終の民主党候補を支援すると強調している。

バイロン
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