トランプ策略；投票日延期

トランプはコロナの影響で１１月の大統領選挙投票日を延期すべきとトウイット。

多くの州が、有権者は投票場に赴かず、郵便投票で済ます方式を承認中。

トランプは郵送投票は、”不正”を惹起するとし、コロナが落ち着くまで、１１月３日の投票日を延期するべきと主張。

建国以来の異常違法な提案だと共和党首脳部からも総スカン。

既に、トランプは１１月の選挙結果、敗北しても認めず、居座る危険ありと民主党は身構えている。

敗北結果でもホワイトハウスを物理的に退出しない場合、連邦軍に、トランプを実力排除する権限ありと主張する。

バイロン

５２度C：中東の熱風

昨日中東を襲った熱気。
イラクのバグダッドで記録的５２度C。
停電でエアコンが動かず。既に”ヒトの住めない”異常さが生じている。

バイロン

最後の攪乱：トランプドイツの米軍撤退

昨日米国国防長官エスパーは下記発表；
・ドイツ駐留米軍兵を”数週間のうちに”約１１，９００名引き上げる。
・５４００名を欧州"何処かに”再配置する。
・６４００名をアメリカ本土に帰還させる。
・上記の結果、ドイツ駐留米軍規模を２４，０００名に縮小する。
・米軍欧州司令部をドイツからベルギー及びイタリーに分散配置する。

トランプのドイツ嫌いが嵩じて理由なき結論。

共和党内にもロムニー議員が今回の結論はアメリカの友邦国のほほを叩くような愚挙だとして反対を表明。

また、６４００名の兵士の帰還で住居新設その他ロジステイックで数十億ドルの無駄な出費がかかる等の反対の声が起こる。

また兵士の再配置には、カネの他に数年の時間を要し、１１月の選挙でトランプが敗北すれば容易に覆る話だとの覚めた論評も見える。

バイロン

金価格史上最高値―米ドル失墜

国際通商の不安定、米中の角逐、コロナ旋風で金の価格が今年初めのオンス当たり１６００ドルから昨日は先物２０００ドルの史上最高値を付けている。

対象的に米ドルの価値が世界主要通貨に比し２年来継続して下落している。

各国とも景気浮上、コロナ対策に揃って積極的財政出動を図り、一部が株の買い支えに回っている。

米国の主要企業の収益の４割が海外での収入。
弱体化するドルで、企業利益は表見上増えている。

特にアジアの株価の活況は顕著。

安全資産として金の他、銀、それに日本円が買いこまれている。

バイロン

イラク反政府デモ再燃

昨年１０月イラクの首都、バグダッドで失業、公共サーヴィスの不在、汚職に対する民衆デモが生じて治安部隊との衝突で５００名の死者を出した。

政府は転覆し今年５月に新内閣が成立している。

先週末、民衆は事態が改善しないとデモを再開。

治安部隊は実弾を使用して鎮圧し、２名の死者を出した。

怒り狂った民衆は街頭に溢れている。

南部のバスラでもデモが発生した。

新首相、カデイミ氏は治安部隊の行き過ぎだと、７２時間以内に責任者を摘発すると鎮撫の宣言。

バグダッドでは、電気の供給が不安定になっている。

バイロン

海外観光客：セルフリッジ人員整理

イギリスのデパート、セルフリッジは創業１１２年の”世界一”の老舗。

ロンドンのオックスフォードストリートの本店は豪華絢爛の旗艦。

近年、中国からの観光客の増加で売り上げはうなぎ登りだった。

中國顧客の為、中国語のホームペイジも開いていた。ウェブ取引にも中国アプリを導入した。
彼らの為に将に世界最大の”アクセサリー売り場”も巨額を投じて新設していた。

ところが、コロナで中国からの観光客が一挙にゼロになった。

巨艦セルフリッジも深く傷ついた。

急遽,約２０％の人員整理に走る。一切の新規投資を控えコストカットに全力投入。

中國からの買い物”群衆”は暫く帰ってこない。すべて、航空便の復旧にかかる。

バイロン

南シナ海；豪州 国連に中国非難表明

今週、豪州は国連に中国の南シナ海における”９点線”領海主張を根拠なき”違法”主張だと訴えを起こした。

中国は　南シナ海の殆どを含む”９点線領海”を主張。

同海域の小島群に軍事設備を建設、海洋資源の独占開発を進めている。

現在、ブルネイ、マレイシア、フィリピーン、台湾、ヴェトナムが中国の主張、行動に反対し武力衝突のケイスも生じている。

これまで、豪州は、同海域の紛争は、関係国で解決すべきとし、直接関与を避けていたが方向転換。

中国政府は、沈黙を守り反応していない。

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ニュージーランド 香港と犯罪人引渡条約破棄

ニュージーランド政府は、香港の新治安法に反対し、同地区との犯罪人引渡条約を破棄した。

イギリス、豪州、カナダに次ぐ4番目の処置。

同時に、今後香港への武器、武器転用可能製品の輸出に関して中国本土への輸出と同様の審査を行い、限定する。

ニュージーランド外務省は今回の決定を；
・新治安法が法の支配原則を無視している。
・新治安法は国際的に認証されている香港の”一国二システム”のユニークな国体を棄損する。
・北京政府は香港の政体を維持するとの国際コミットに自ら違反している。

昨日、ニュージーランドの中国大使館は声明を発した。曰く；
・条約破棄は中国の国内問題に関する重大な内政干渉である。
・条約破棄は重大な国際法違反であり、国際関係を律する基本原則("norm”)違反である。

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マレイシア前首相ナジッブ有罪判決

マレイシアを揺るがしてきた前首相ナジッブ　ラザック。
昨日クアラランプール高等裁判所で国富ファンド1MDBから約1000万米ドルを個人的に詐取したとの容疑に対し有罪の判決。
ファンドからは合計45億ドルが消えている。
ナジッブには数十の訴訟が起こされており、昨日のクアランプール高裁の判決は最初。
ナジッブ一派は控訴審で戦うとするが、劣勢は明白。
マレイシアの政治浄化が軌道に乗るか。

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英国スペインを別扱い： 欧州コロナ対策

欧州疫病防止管理センター（European Centre for Disease Prevention and Control）発表で先週末現在、欧州の２週間の人口比累積コロナ風邪感染者数。

少ない順に、イタリヤ、ドイツ、フランス、英国、ポルトガル、スペイン、スウェーデンの順。(イタリアは人口１０万人当たり５名、スウェーデンは４０名）。

スペインの、カタロニア、アラゴン地方でクラスター発生。

英国は昨日、スペインからの入国者(英国人でスペインから帰国するものを含め)２週間の”自己検疫”を課した。

スペインはクラスター封鎖は完全で、英国の”自己検疫”は一方的だと強烈反発。

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