英国貴族院：８００人の大議会

英国の二院制。

今年も首相指名の３６名の新人貴族議員が産まれる。

無投票の８００名を超す貴族院は、特殊階級の排他的社交クラブの様相を呈している。

任期を１５年にしようとか、総員を６００名にしようとか、議会をロンドンに置く必要が無い、ヨークにでも移転させようとか、貴族議院制につき改正案は多い。

土台、選挙が無いし、終身職だからおっとりしているし、最終の意見も下院に劣後するので実効的権限は無い。

ジョンソン首相は、一時、時代錯誤の貴族院の抜本的改革を求めていた。

４部分の王国、スコットランド、ウェイルス、北アイルランド、それにイングランドの代表、全王国の主要都市の首長、を選挙で選び、貴族院に代替してはどうか。

時あたかもブレシットで大国はUEから離脱する。

新貴族院を創設し、下院との権限分担を検討したらどうか。

斯様な意見がジョンソンの保守党内部からも出始めている。

バイロン

腿の国；タイランドとサイランド

今朝のバンコック、タイガー紙。

トランプが滅茶苦茶な発音で驚かすが今度は選挙戦でタイランドを、”腿(thigh)”ランド、”サイランド”と発音していると嘲笑。
お好きな人の部分だろうと嘲笑。

いや、語学の天才かもしれない。世界では”タイランド”と発音するがタイ語では、”腿”の英語,thighの発音に近いから。

同紙は、トランプが自国のヨセミテ公園を”ヨセマイト”と発音する、変調人だから仕方ないか、としている。

トランプは相変わらずタイは、米国と不公平な通商関係を持ち、アメリカを不当に扱い違法な利益を上げている、とけなし、同時にタイ国王は”大好き”だと訳の分からぬ発言を繰り返している、と同紙は報じた。

バイロン

全米ライフル協会解体公訴

ニューヨーク州検事総長、ジェイムズ女史は全米ライフル協会（National Rifle Association、NRA)は創立の主旨である非利益慈善団体から逸脱しており、解散すべきだとマンハッタン州最高裁判所に公訴した。

１５０年の歴史を誇る銃所有者団体は、アメリカ憲法修正第二条の国民は武装する権利あり、とする原則に従い全米一の強力政治ロビーに成長。

現在はトランプ支持の最強の団体。

かねてより協会内部の金銭スキャンダル、主導権争いはメデイアを騒がせている。

公訴のニュースに、トランプはNRAはニューヨーク州を離れてテキサスに逃げろ、楽しい天地が待っている、とトウイット。

NRAは検事総長を政治的公訴として逆提訴。
　
時代錯誤か、現代世界史に珍しい”銃社会”のアメリカ。

１１月の選挙を控え大きな騒ぎとなりそう。

バイロン

手段を択ばず：危険なトランプ

CNNが報じるトランプの選挙戦。

いかなる手段を使っても勝利する決意。

先ずは選挙方式そのもの合法性に疑問を呈する。

先ず、コロナ対策として、郵便による投票を、”詐欺”に繋がるとして、無効と主張。
その主張は民主党知事の州になされフロリダ州等共和党知事州には合法だとする。
反対派の投票攪乱。

第二に、９月末から予定される候補者の公開討論会。
国民への公共サーヴィスだと強調し、予定の三回を四回に増やせと主張。
バイデン候補が、臆病にも拒絶して国民を無視していると、宣伝する。

第三に、公開討論の司会者に、フォックスニュースのコメンテイターを入れろと主張する。
従来の主要メデイアの代表は、フェイクニュースの代表だと主張、不公平だと決め付ける。

選挙手続きを攻撃し,最終的に投票結果を受け入れず、”居座り”の異常事態を演出しようとする。

バイロン