インド独立祭 英国軍歌廃止 [アジア]
1月26日は1950年、大戦を経験して、インドは終にイギリス帝国から独立を勝ち取った記念日。
首都デリーの独立の祭典は3日間続き、最後の締めに軍部のパレイドが行われる。
イギリス帝国の武力を誇示する伝統の英国軍歌の数々が演奏される。
インド政府は今年、イギリス植民地時代の印象を払拭するとしアイルランド軍歌、”Abide with Me”を、インドの軍歌にとり代えた。
1962年対中国戦争で命を失ったインド兵を讃えるヒンズー語の軍歌”Aye Mere Watan Ke Logon”が演奏された。
既に、国内で賛否両論の激突が起こっている。
バイロン
アブダビに弾道ミサイル攻撃 [中東]
昨日、イエーメンのホウテイ軍団はアラブ首長国連合の首都アブダビに弾道ミサイルを発射した。
今年になり攻撃は三度目。
初めは17日のドローンによる空爆。
アブダビ市内に3名の死亡者。
二回目は24日でミサイル攻撃。
米軍のミサイル防御装置が作動して、空中で破壊。
破片がアブダビ市内に降った。
昨日の第三弾は弾道ミサイル攻撃。
偶々、ドバイの万博訪問途上のイスラエル大統領がアブダビ皇太子を訪問中。
ミサイルは、空中で破壊されて、一同に被害は無かった。
バイロン
”Freedom Convoy”(自由の自動車編隊) オッタワ麻痺状態 [アメリカ州]
カナダ トルードー首相のワクチン強制命令に抵抗するトラック運転手の抗議デモ。
Freedom Convoy騒動。
二日目の昨日。
同情のデモ参加者が膨れ上がり、首都オッタワは麻痺状態に陥った。
デモ内情は変化しており、ナチのスワステイカ旗が打ち振られたりしている。
トラック運転手に対してだけで無く、全てのコロナ封鎖制限の撤廃を求める声も強くなった
米政府も、カナダから帰国、入国のトラック運転手に強制種痘を課す検討を始めた。
トルードー首相と家族は騒動二日目も安全のため居所を隠している。
バイロン
ピレネー山脈越えの社会党政権 ポルトガル総選挙 [欧州]
ポルトガルはコロナ風邪で経済に変調を来し、国家予算を巡り国会が紛糾。
連立中道左派政府は、臨時総選挙に打って出た。
昨日の投票日。
コロナ風邪で80万人が隔離中にもかかわらず投票率は57%。
現首相コスタの率いる社会党が予想外に大勝利し共産党他連立小党が壊滅的敗北。
極右他、中道右派諸政党の人気が伸びず。
ポルトガル50年の政治史で初めての単独政党が議会過半数確保の安定政権が誕生した。(230議席中117議席獲得)
コスタは、疲弊した経済に大型の財政と支出の組み替えで活気を与える必要を説き、一方、財政規律を厳守、公的負債額に限度を設けるとする。
ピレネー山脈を越えてイベリア半島、スペインも社会党政権。
主張はポルトガルの”友党”と類似。
サンチェス首相は、今後”社会党アジェンダ”のためイベリア半島で共闘しようと呼びかけた。
バイロン
トラック野郎の反乱 カナダ オッタワに集結 [テクノロジー]
カナダのトルードー首相は今月、米国ーカナダ国境を行き来するトラックの運転手に、強制的コロナ風邪種痘を命じた。
今週末、首都オッタワに抗議するトラック群が全土から押し寄せている。
国境越えのトラック輸送はカナダの死活の重要活動。
これまで、12万人のトラック運転手が”例外として”コロナの制限無しで、国境を行き来してきた。。
首相の命令は、米国から帰路、再入国時の強制種痘。テスト、陽性者の隔離。
2年に及ぶ種々コロナ制限に疲れと怒りを感じている国民、トルードー首相に反対の保守党陣営、
一部国民がトラック運転手の同情支援に回っている。
抗議のトラック編隊は高速道路を閉鎖し、民衆は、旗、鉦太鼓で、応援する。
SNSでは、海外からの支援の声も上がり、アメリカ前大統領トランプの息子、トランプ ジュニアーも応援に回る。
”Freedom connvoy”(自由の自動車編隊)と内外のメデイアが命名して注目する。
オッタワには反トルードーの過激派の集結も報じられ、昨日トルード首相と家族は身の安全の為一時身を隠した、との報道もある。
バイロン
悪いニュースのメッセンジャーの更迭 トルコ エルドガン大統領 [アジア]
トルコ統計局長は、先月12月のインフレ率が36%、19年ぶりの高率だったと、公表し、エルドガン大統領は、集計ミスによる間違った高率だと激怒。
局長を即刻更迭した。
10ヶ月しか勤めなかった局長職からの解任に、局長は8400万人国民生活に直接関連するインフレ率を任意に手直しすることは国民への欺瞞で犯罪だと述べて、去った。
エルドガン大統領は、低金利こそ物価安定の鍵、と昨年は4回に亘り金利引き下げを強行。
リラ通貨の激落を招き、輸入全般が値上がり、インフレが止まらない。
古来、悪いニュ-スのメッセンジャーを殺すのは暴君の常套手段。
バイロン
イタリア政局安定 マッタレラ大統領再選 [欧州]
弁護士で判事上がりのイタリア マッタレラ大統領は80歳。
今年一期7年の任期を終える。
健康を自由に引退を表明してからイタリア政界は混乱に放り込まれていた。
圧倒的な国民支持を受けるドラギ首相の格上げが自然の成り行きと思われたが、彼の後任、首相の座を巡り、全政党間に争いが生じ、国家の舵取り役がいなくなる。
ドラギ首相以下、寄り集まってマッタレラ大統領に懇請を続け、大統領は終に二期目の継続を受け入れた。
昨日、全国会議員、地方議員の投票で、マッタレラが、再選された。
政財界、国民も安堵の息をつく。
EUも歓迎。
バイロン
パニックを起こさないで ウクライナ大統領の訴え [欧州]
昨日、ウクライナのゼレンスキー大統領は外国記者会見で下記、発言。
・世界のリーダーはロシアの侵攻が”明日”にも起こるとし、ウクライナ国内にパニックを引き起こしている。
・昨日、アメリカバイデン大統領と電話で話したが、ロシアの侵略の緊急度について意見が会わなかった。
・ロシアの脅威には2014年クリミア事件以後、ウクライナ国民は慣れており、今回の侵略は緊急では無いと
判断している。
・過度の戦争報道で国内経済が急速に混乱している。
国際社会にはこれ以上国内にパニックを惹起せぬよう、要請する。
バイロン
EU中国をWTOに提訴 リトワニアに不当圧力 [国際]
中国の台湾威嚇に共同して抵抗の支援を送るリトワニア。
昨年は国内に台湾の名を付した代表部の設立を許し独立国の扱い。
途端に中国は強烈な懲罰行動を起こし、外交関係断絶、リトワニアから中国への輸出を禁じ、12月は例年の1割まで急減している。
中国は、リトワニア製の部品を含む製品も禁輸処置を執る。
ドイツの対中輸出品に多くリトワニア部品が含まれドイツ企業が被害を受けている。
EU委員会は、中国のリトワニア対応を、国際通商慣習、規則違反としてWTOに提訴した。
現在、トランプ下の米国がWTOとの協力を拒否して、WTOの仲裁機能は働いていない。
しかし、今回の提訴で、中国の通商、外交に於ける極端な戦狼姿勢が、国際的に論議され、問題化される効果ばある。
既に欧州議会では中国懲罰案を検討し始めた。
バイロン
血の日曜日 北アイルランド 50周年 [欧州]
50年前の昨日、1月30日、日曜日。
北アイルランド治安維持に派遣された英国パラシュート部隊はロンデリー地区でアイルランド独立派の群衆と衝突。
無差別に銃弾を浴びせ鎮圧。
民衆の背中を銃撃。
14名の死亡者、多数の負傷者をだした。
血の日曜日(bloody Sunday)と記憶される事件だった。
爾来、パラシュート部隊に一人の殺傷責任者の摘発も無い。
明日の記念日を控え、北アイルランドの被害者家族は改めて、英国政府の責任を問う。
バイロン