行く年を振り返り、EU委員会議長ユンカー氏の総括(ドイツメデイアとのインタビュー)。

1)英国のEU離脱について:
 ・世上、EUは英国を引き留めたいと思われているようだが、間違いである。
 ・EUは離脱を選択した英国国民投票結果を尊重している。
 ・来月、英国議会は交渉が終了している離脱協定について承認、乃至拒絶の意思表示をする。
  EUはいずれの場合でも、新しい英国ーEU関係に付き交渉を開始する用意がある。
  EUが求めるのは両者間の関係を早く明確にすることである。

2)アメリカ大統領トランプについて:
 ・大統領の発言と行動が合致しない。 特に国際貿易につき懸念している。
  言葉通り動くなら彼を信用する。しかし、発言通り行動しないなら、EUサイドも同様、今後発言  に責任を持てない。

3)来年のEU課題について:
 ・5月に欧州議会選挙がある。
  趨勢として、EU団結より解放路線を求める声が強く懸念される。
  一層、結束を固めたい。


バイロン