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シリヤ アラブの春の10年目 [中東]

永いアラブの春の闘争だった。

今年で10年になる。

シリヤのサダット大統領は生き延びた。

ISを始めアルカイダの生き残り等、反対勢力との消耗戦に勝利しつつある。

反政府勢力は、今や、力を失いトルコと国境を接するイドリブ州に逃げ込んで、住民に紛れ込み辛うじてサダット抵抗を続けている。

昨年12月、サダットはイドリブ州に集まった抵抗勢力の撲滅戦開始。

住民の被害を無視して強烈な空爆に踏み切った。

従来よりのサダット支援のロシアも空爆に参加している。

数十万人の住民が着の身着のまま、トルコ国境に避難し、トルコへの逃避を試みる。

トルコは断固これを拒否。

既に10年に及ぶシリヤの内紛で無数のシリヤ難民を受け入れてきた。

もうとてもこれ以上の受け入れは許容できない。

昨年末から、トランプの間の抜けた方針で、米国軍は現地から退去している。

アメリカは調整能力を失っている。

トランプは、関係国との事前協議もなく、トルコにシリヤ越境の軍事行動を認めている。

シリヤに、ロシアとトルコの軍が入り、事態は更に混乱している。

国境に無数の難民キャンプが立ち並び、国連は人道的危機の警鐘を打ち鳴らす。

越境トルコ軍とシリヤ軍の小競り合いが生じた。双方に死者が出ている。

バイロン
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