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Made in Paris <ぐうたらママ・おばあちゃん呼ばわり> [連載ーMade in Paris]

年始から、ぐうたらして過ごしているうちに、シーズンも変わり4月になった。足首のキネジテラピーも10回目が終わったところで、びっこではあるが、真っすぐ歩けるようになった。骨はまだ完全に治っていないので、階段はまだ杖が必要である。週末にぐうたら娘と彼氏とカフェで昼食することになり、今年初めてのステーキを満喫した。食事中の会話で、あの子(犬)は、もう1年になったので、立派な青年になったと自慢するぐうたら娘。しかし、いたずら時期に突入したことを実感しているという。先だっては、上に置いてあった食べ物を狙い、器用に下に落として皆食べてしまった。まあ普通の事じゃないかと思っていると、板チョコを食べてしまい、病院行きになったという。また、買ってきたばかりのリンゴをうまく包装紙から抜き取り、人間が食べるように芯だけ残して食べたらしい。ぐうたら娘と彼氏は、お互いに片方が食べたものと思い、しばらくの間疑問に思わなかったそうである。カフェの後は、ユキオ(犬:Yukyo1歳)に会いたいので、連れて来てもらい、一緒に散歩した。「ばーちゃんだよー」という、ぐうたら娘。人間の子ならともかく、犬にばーちゃん扱いは嫌だが、なついてくれるので心が癒される。幸せホルモンが湧き出てくる感じである。疲れやストレスも緩和したように元気になった。舞


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Made in Paris <ぐうたらママの足> [連載ーMade in Paris]

この間、年始がスタートしたと思えば、もう2月半ばである。今年初めから心身ともに落ち着かないスタートを切ったぐうたらママ。足首の骨折が長引いている。今週で、ギブスを1.5か月間もしていることになる。ギブスは、石膏タイプではなくて、膝下までのギブスシューズをはめている。昔懐かしい映画のロボコップや、アイロンマンのような足みたいにがっちりしている。医者から寝るときもはずさないでくださいと言われたときは、えーっ、外を歩いているこのギブスシューズで寝るのですか?と何度も確認してしまった。フランスではこの辺の衛生面はドンマイみたいな感覚である。フランス映画みたいに、靴をはいたままベットに寝転んでいる若者のイメージの通りである。ぐうたらママは、やはり、外を歩いてきたこれを、ベットに乗せるのは、理不尽に思うので、枕を1つ犠牲にして、その上に足を乗せた。2月に入り、寝るときだけは、ギブスシューズをはずし、その代わり、昼夜に限らず着圧ソックスをしている。ソックスは、着用するのに引っ張るので、その都度くるぶしが悲鳴を上げる。2週間おきにレントゲン、病院の足専門医とのアポ、そして街医者とのアポに薬局にも行く。病人のくせに忙しいスケジュールである。だから足の骨がくっつかないのではと勘繰ったりもしている。じっとしてるほか何もない。これは、定年退職し年金生活になったら、こんな感じなのかと、なんの趣味を持たないぐうたらママは焦る。最初の1か月間は、ゴミ出しは出来ても掃除ができない日々が続いた。掃除嫌いなぐうたら娘にやってもらうことも考えたが、仕事開始したばかりの彼女にお願いするのには、かなりの労力を使うのと、お金もかかりそうなので、埃の中で暮らすことを我慢した。ギブスが取れたら、今後はしばらくの間、キネジテラピーに通うことになる。舞


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Made in Paris <新年2024> [連載ーMade in Paris]

ぐうたら生活してると、時の経つのを早く感じ。ぐうたら娘が、昨年10月に、学校生活の5年間を終了したと思ったら、年末に就職先が決まり、1月半ば頃より仕事スタート。気が付いたら新年を迎えていた。2024年は、滞在許可証更新の年でもある。10年毎の大行事である。2014年の更新よりもさらに簡単になり、すべてサイトで必要な情報をあらかじめ登録する仕組みとなっていた。最後に予約日を指定される。申請場所は、ノートルダム寺院のあるシテ島のパリ警視庁である。立派なモニュメント。現在の建物は、ネオフィレンツェスタイルで1863年から1867年に建築されたもので、1871年以来、警視庁の枢要部が使用している。実は、10年前の2014年に右足首骨折で松葉杖を使ってパリ警視庁内を歩行して新しい滞在許可証を取りに行ったのを覚えている。2024年は、左足首骨折で松葉杖を使って申請しに行った。なんとも哀れなぐうたらママである。骨折はデジャブ(既体験)なので、心的状態はとても良く、松葉杖の使い方もしっかり習得しているのである。新年の抱負を掲げるのなら、何事もハードルを低く持って、ぐうたらに生活をしていきたいと思う。三日坊主常連には、合っているかもしれない。舞


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Made in Paris <ぐうたらママの生活> [連載ーMade in Paris]

最近のフランス・パリは、全てが値上がり、ぐうたらママは、貧困状態には陥っていないものの、貧乏が抽象的ではなくなってきた。欲しい物がどんどん手に入る時代は終わり、我が家は、横目で見るだけの時代に入ったような感じである。衝動買いが、ストレス解消になっていた一面もあったのに、それさえも出来なくなったこの頃。自分ができる範囲で心豊かに楽しく生きられたらと願う一心で、娘達の飼っている犬に会いに行く。癒される。楽しい。しかしただではない。ぐうたら娘の要求に応えてあげてこそ、叶う願いである。帰りがけにスーパーに行って、アパートにたりないものを買ってあげる。洋服をねだられていた頃に比べれば大したことはないので、まだいい。これだけで、心豊かになれるのなら、安いものである。舞


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Made in Paris <ぐうたら娘の10日間の日本旅行> [連載ーMade in Paris]

今年の夏もアッという間に過ぎ去っていってしまった。ぐうたらママは、東京の実家で家事・洗濯に精を出し、その間ぐうたら娘は、今回一緒に連れてきた親戚のナオミちゃん22歳と日本旅行をした。ナオミちゃんは、仏人とベトナム人のハーフである。まずは羽田空港到着時に、携帯利用と交通機関の問題を解決した。携帯のSIMカードを購入し、持参した自分のスマホで地図を見たり、観光地のお店情報など活用できるようにした。また、外国人向けのWelcome Suicaを購入し、全国のtransportの利用を出来るようにした。普通のSuicaと用途は同じであるが、こちらは、28日間と限定付き、しかも残額の払い戻しはできないので、使い切らなくてはならない。最後にこのカードは、記念に貰えるのである。ほんの10日間(2日京都、2日大阪、4日東京)であったが、台風で被害を受けている関西の雨風にもひるまず、神戸まで足を延ばし、神戸牛を食べに行っていた二人である。お土産は、浅草と、あちこちにある100円(+税)の店で沢山買込んでいた。ぐうたら娘にとっては、ぐうたらママと離れて旅行するのは初めてであり、若い子目線で旅先を楽しむ時間を設けることが出来て、日本の良さをこれまで以上に実感したに違いない。その傍ら、ぐうたらママは、携帯のアプリの「追跡」を頻繁に覗き込み、何か起こっていないか、心配で眠れなかった日々であった。舞


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Made in Paris <家族が増えた> [連載ーMade in Paris]

ぐうたら娘が、家を離れて早くも6か月が過ぎた。彼氏とうまくやっているようだ。驚いた事に、家族が増えていた。いつの間にか子犬が家族の一員となっていた。ぐうたら娘とプチ旅行を前から計画していたが、急遽子犬も連れてくることになった。ぐうたらママは、これは単なる顔合わせで、今後預かってもらうベスト3に入っているに違いないと勘ぐっている。子犬の名前は、「ゆきおーYukyo」。元気の良い男の子である。Berger American Miniature、聞いた事ない種類だが、フランスで人気があるらしい。ボーダーコリーに似ている。最後にぐうたら娘と旅行したのは、2015年のモン・サン・ミッシェル(Le Mont-Saint-Michel)。この時は、前年に足首を骨折した為リハビリと称し、ぐうたら娘について来てもらった。それから8年ぶりだが、今回も両足を痛めていた。松葉杖のぐうたらママに、ぐうたら娘とその子犬の向かった先は、アルザス地方のストラスブルグ(Strasbourg)23日の旅はアッという間に終わってしまったが、はて、ストラスブルグで、何を見てきたのであろうか。犬に気を取られて、何も見学をしていないことに気づいた。それでも子犬の存在が、旅行を楽しくした。ぐうたら娘の母心。厳しいしつけと優しく褒める。ぐうたらママが、ぐうたら娘にできなかったことなのに、どこで覚えたのだろうか、不思議である。舞


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Made in Paris <財布代わり> [連載ーMade in Paris]

ぐうたら娘は、新しいアパートで彼氏と二人生活をスタートした。昨年末は、段ボール散乱の中で、友人らを招いて忘年会をやった。場所を提供する代替えに飲食を持ってきて貰うのが今の同年代の常識らしい。冷蔵庫には普段飲まない飲物が邪魔していた。1月に26歳になった。もうおばさんへのレールにのってるではないか。ぐうたらママは、そういう自分は、シニアの線状にいると改めて自覚する。ついこの間、遅い誕生会と新居祝いを兼ねて20人以上が集まったと、ぐうたら娘が話す。これで、冷蔵庫を邪魔していた飲物が一挙に無くなったらしい。集会には、必ずテーマがあり、ドレスコードも設定されて、本気の仮装というのが条件であった。例えば、ぐうたら娘が決めた今回のテーマは、「ハワイ」。南国の島というイメージにちなんで、服装やコーディネートを考える。カジュアル、シンプルでいいが、時期的にどこにも売っていない物を揃えるのは、難しいではないか。アロハシャツが、洋服クローゼットにある人はどれだけいたのか。この準備に協力したぐうたらママ。街に引っ張られて久々の財布代わりとなった。たまたまバーゲン中の店で夏物をごそっと売っているところを見つけ、ハワイらしいリゾートワンピースを今年の夏に着れるからと沢山抱えて、レジカウンターへ連れていかれた。パ-ティ好きなフランス人は、年に関係なく盛大に祝う。皆それぞれに持ってこれるものを準備して参加する。ご馳走を食べるイメージはなく、アペリティフや食前酒、ケーキで、深夜まで楽しむ。又、テーマにどれだけ近づけるか、フランス人特有の発想好きがここで発揮されるわけで、皆それを称えることも目的なのかと、ぐうたらママは思うわけであった。


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Made in Paris < ぐうたら娘 独り立ち> [連載ーMade in Paris]

ぐうたら娘が家から離れて、二人暮らしを決意。まだ来年夏までは試験に追われる学生の身なのに、早い感じだが、そこはフランス人気質。近い将来を顧みずに先に進むのである。ぐうたらママも口出しできないので、「まあいいか」とつぶやく。ぐうたら娘が部屋で利用していた小さな家具や、ダブルベットも持って行った。新アパートは4階にあるが、階下の3から4階に抜ける階段が急に狭くなっているので、ダブルベットのマットレスはフニャフニャしてるので通過したが、下の堅い木材の部分は通らなかった。残念だが、市役所に電話して処分して貰った。アパートの鍵受渡がされてから1ヶ月が過ぎようとしているのに、まだ新アパートに住んでいない。彼氏の家が12月末までいられるので、問題はない。しかし、ペンキ塗り完了、洋服クローゼット購入、冷蔵庫購入、洗濯機購入、ベットの下のボード、これだけの物がすでに揃っているのに、なぜか聞いてみれば、1番大事なWi-Fiがまだつながっていない事にあった。家で仕事が出来るようになった時代、確かにWi-Fiがなければ無理である。ぐうたら娘が大人になっていく過程で、Wi-Fiは、目覚ましい進歩を遂げた。ぐうたらママは、残念だが、どうやらその時代に乗り遅れたらしい。舞


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Made in Paris < ぐうたら娘の誕生会 > [連載ーMade in Paris]

ぐうたら娘は、年末のパーテイーで、コロナに感染して年始早々10日間寝込んだ。症状は、全身倦怠感、咳少々に、味覚と嗅覚の消失であった。元気な娘が、ベットに横たわり、まったく動かないのを見ると、色々想像し心が揺れたが、時に放つ弱弱しい声で「腹減ったあああ~」、生きているんだと安心するぐうたらママであった。もはや、フランスの若い子達は、どこにも逃げられないと堪忍したのか、パーテイや会食を断念しなくなった。ボーイフレンドも含め、完璧なクラスターであった。ぐうたらママは、三回目のワクチン接種の抗体が落ち着いていない頃ではあったが、かからなかった。このせいで、1月上旬予定だったぐうたら娘の誕生会が延期となり、陽性から陰性になってからの下旬に行うことになった。ぐうたら娘は、場所確保に四苦八苦した末、我が家に白羽の矢を立てた。クラスターが家で発生するかもしれないと、ぷりぷり怒るぐうたらママを背に、人数を20人以下に制限し、来られる人は陰性証明書を持ってくることを条件とした。斯くして、ぐうたらママのいき場所は、ホテルになった。はじめて娘に追い出される経験を味わうことになったが、シャワーしかない我がアパートでは、バスタブに熱いお湯を入れて浸かるのが夢であったので、数年ぶりのホテル滞在もまんざら嫌というわけでもなかった。誕生会から日数が過ぎ、その後コロナにかかった者はおらず、フランスの感染者数も激減しているこの頃である。舞


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Made in Paris <ぐうたら娘の研修・続編> [連載ーMade in Paris]

ぐうたら娘は、11月後半に、研修先である企業のメンバー全員と、キャリア教育の一環として、スペインのマジョルカ島へ行ってきた。この季節は寒く、15度前後で、とても海に入るような感じではない。しかしながら、宿に暖かいお湯のジャグジーも温水プールも併設されていることを確認し、水着を沢山持って行った。AM:会議 / PM:山歩き+プール&ジャグジーという健康的な日課を5日間過ごしたという。研修先のスタートアップ企業のその後と言えば、事業は程よく進んでいるらしく、新しいゲームを次から次へと開発している。玩具店に留まらず本屋にも出店始めた。同じような競合も増え始め、今後競争が厳しくなるであろう。チームワークをいかに上手に活用していくかで、経営者としての腕が決まるのかもしれない。ぐうたら娘は、本屋に置かれている企業の売り物の箱の包装に穴が開いているのを発見。早速写真を撮って上司にメール連絡した。そして穴開いている箱は後ろの方へ追いやった。箱自体には穴は開いてなく、外側の包装に穴があるだけなので、まだ売り物として扱われると説明するぐうたら娘。なるほど、企業の一員に成り切っている。ぐうたら娘が、研修生だから生ぬるい感情を持って働いているのではないと、ぐうたらママは関心した。コミュニケーションの専門学校では、価値観を伝えることを学んだ。今の企業で、製品開発、生産、営業、販売のプロセスなどを教わっている。ぐうたらママにはよくわからないが、色々な思考力が備わっていくのかと思う。舞
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