アフガニスタン大統領選―票の再集計

先月１４日の接戦投票。

アフガニスタンの次期大統領選。

現カルザイ政府の元外務相、アブダラ氏と、同じく、元財務相ガーニ氏の戦い。

４月の第一回投票では誰も５０％を超える得票がなく、アブダラ氏が２位のガーニ氏に大差をつけて一位だった。

決選投票ではこれが逆転して、ガーニ氏５６．４４％、アブダラ氏が４３，４５％。

敗れたアブダラ氏は、票の集計に詐術ありと、結果を認めず、国を二分する”平行国家”の創設を提唱するなど、混乱を生じていた。

彼は、最大人種グループパスターン族の支持を頼る。

昨日、急遽、訪問したアメリカ　ケリー国務長官の仲介で、対立両候補は全８００万票の再集計作業に合意、作業はInternational Security and Assistance Force (Isaf)の監視下に行われる。

集計に数週間かかる。

NATOの完全撤退は今年末。

アメリカはその後も駐留し続ける希望あるが、現大統領カルザイは、駐在軍が超法規的存在で、アフガニスタン国法に従わないと、反対の姿勢を採っている。

バイロン