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アメリカ食肉業界の悲哀 [経済]

飼料価格の下落を背景にアメリカの食肉業界は10年来の大増産。

牛肉豚肉の、赤身肉も鶏肉の白身肉も未曾有の大増産体制に入っていた。

国内のスパーマーケットでは大幅値下げの価格競争で需要は伸び、順調な海外への輸出と活況を呈していたものだった。

そこに降って湧いたトランプの貿易戦争。

4月以来、メキシコと中国がトランプ保護関税に報復して豚肉の輸入に20%の新規関税を課した。

中國はその後、赤身肉、白身肉全体にも報復関税を課している。

忽ち、舞台の暗転で、アメリカ食肉業界は大口の輸出先マーケットを失い、国内に肉があふれかえり軒並み、利益の急落に見舞われている。

最大手のタイソン フッドの株価は昨日、7%もの激落。

9月末に終わる現会計年度の一株当たりの利益が前年度比10%以上の低落となると公表。

バイロン
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