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大坂G-20結末 [国際]

大坂G-20。

懸念された最終コミュニケが合意されて終了。

多くの海外メデイアがあらゆる国際分野での”トランプ横車”で今回は最終コミュニケが合意されまいと予測していた。

コミュニケが出たことにつき、外国メデイアは驚きと共に、参加各国が”問題児トランプ”の扱いを学習したからだとの論評が見える。

コミュニケは独りよがりのトランプも反対できぬ表現ばかり。

最大の問題点、通商についてはトランプの保護主義につき直接の非難を避け、国際貿易は”自由で平等、差別無き平坦な足場で”行われるべきだと、原則論で表現。

第二の問題点だった、気象変動については、パリ協定の遵守に触れながら、両論併記で、”米国はパリ協定がアメリカ経済、および国民に与える悪影響の故に参加しない。協定外で環境改善に努力する”と、トランプの顔を立てた。

コミュニケは纏まって、グループの結束は表明出来たが犠牲も大きく、全面的国際通商紛争、中東紛争、中東和平問題、デジタル社会の対応、WTO改組、等については具体的な進展が一切見られない。

トランプの米国は既に次期大統領選挙に突入。
フロリダで民主党候補の公開討論会も行われた。
議会ではトランプの弾劾を求める声が高まりつつあり、トランプ政府の政治力に深刻な陰がさしている。

また、英国の離脱騒ぎは収まらず、EUも混乱が続いている。

世界貿易を不安定に追い込んでいる最大問題の米中紛争も一時延長戦の様相で、世界はトランプとEUの混迷が過ぎるのを待つ”待球作戦”に出た模様。


バイロン
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