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アイルランドに政治革命:シンフェインの登場 [連載ー英国EU離脱交渉]

今月のアイルランド総選挙で津波的大変化が生じた。

永年IRA(アイルランド共和軍)の政治部局として英国へのテロ行為で、政治の舞台からは村八分だったシンフェイン党(アイルランド愛国党と英訳される)。

ここ数十年アイルランドの政治から、消えていた。

いわば"無印”のシンフェイン党が160議席のドール(アイルランド下院議会)に37議席を突如獲得。

長らく、アイルランド政局を牛耳ってきた中道右派の2政党の独占的政権に"全く予想外の”衝撃となった。

比例代表制のアイルランド選挙。

シンフェインは30%を超す圧倒的な国民の支持を得たが、斯様な大勝利を期待しておらず、議員リストに候補者を十分立てて居ない笑えぬ事態。

現与党に一議席しか差の無い大勝利で議会、第二党に跳ね上がったシンフェイン。

労働者の代表として、住宅の供給増、医療料金の低下を選挙旗頭として、思わぬ大勝利となった。

これからアイルランドは新政府の組閣。

これまでの独裁二政党は、シンフィン党との連立を拒否している。

シンフェイン党首マクドナルド女史は、若し十分な候補者を立てていたら圧倒的第一党の筈だったので、残りの弱小政党を糾合して政権確保出来ると豪語。

バイロン
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