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米加角逐:NAFTAの争点 [アメリカ州]

24年続いたアメリカ、カナダ、メキシコ3カ国経済繁栄の礎、NAFTA協定。

トランプ出現で大揺れである。

トランプは協定は”最悪の不平等協定”と破棄乃至改定を選挙公約とした。

彼特有の個別撃破の二国間協議を強制し、メキシコとは一部自動車、部品の輸出入に関し新合意成立(ただしトランプンが課した鉄鋼、アルミ懲罰関税に廃止は無い)。

今、彼は矛先をカナダに向け”乱暴極まる”トウイッタ―で幼児的カナダ攻撃を繰り返している。

現在交渉の障壁となっているのは、下記4主要点、

・ミルクの輸出市場開放。
 カナダは酪農業の保護に伝統的な輸入制限中。
 ケベック、オンタリオ州は酪農州。 カナダはどうしても譲れぬ姿勢。

・紛争解決機関。
 現協定で個人、企業は相手政府を訴訟できる。
 カナダの木材輸出業者は過去に、アメリカ政府の関税賦課を訴訟し、勝訴している。
 トランプは同紛争解決機関はアメリカ政府の威力を削ぐと廃止を求める。

・カナダはフランス語圏のケベック州にアメリカ文化の浸透を防止する諸策を講じている。
 トランプはアメリカ文化の差別だと反対。(所謂、文化戦争)

・カナダはトランプの鉄鋼アルミに関する懲罰関税の即時撤廃を求めている。
 トランプは妥協どころか逆にカナダ産自動車に追加輸入税の課徴を示唆している。

バイロン



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