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イギリスとジブラルタル [連載ー英国EU離脱交渉]

300年の恩讐。

スペインは1713年のユトレヒト条約で地中海の東の玄関口ジブラルタルをイギリスに割譲する屈辱を受けた。

爾来,主権回復は国家の悲願。

イギリスのEU離脱に際し,怨念のジブラルタル奪回はなるのか。

スペインは年初よりイギリス政府と交渉を開始している。

交渉の現状は,穏やかといえる。

イギリス離脱によって,スペインから毎日ジブラルタルに通勤する8000人の生活に支障ない様保障を求めたり、税率の違いでジブラルタルからタバコ類がスペインに密輸されているのを防止しようとか、ジブラルタル空港が,ユトレヒト条約を超えてスペイン領を犯しているので保障しろ、等の個々の問題解決に焦点を当ててきた。

しかし,7月にスペイン政権交代劇。

サンチェス政府は,改めて,ジブラルタルの主権問題に付き”議定書”による確定を求める。

ブラッセルは,事が大きくなるとして捨て置けず,両国間の交渉に介入する姿勢を採る。

バイロン
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