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ハード離脱派の胸の内 [連載ー英国EU離脱交渉]

イギリス メイ首相,土壇場のEU離脱交渉にてんてこ舞いだが、与党の保守党内に,彼女の交渉姿勢が甘すぎるとする強硬派が増えている。

政変劇にも変質しそうな雲行きだが,強硬派の首領リースモッグ議員はFT紙とのインタビューで下記、真意を吐露している。

曰く;

・イギリスは,EUの桎梏を完全に離れるべき。
 完全離脱で,自由な外交、経済活動が可能になり,かっての強いイギリスを再現できる。

・メイ首相が進める新しいEUとの関係は,妥協を求め実態が不鮮明にすぎる。
 経過措置として一時、統一市場に残るだの,一時関税同盟に残る,などの中途半端な、経過関係 はイギリスの能力を殺す。
 仮に経過措置がが必要なら,その期間は短期間であるべきで,終了時点を明確化すべきだ。

・メイの交渉態度は,厳しさに欠け、本心は離脱に反対だとしか思えない。
 離脱を選択した国民の総意に逆らっている。

・メイの軟弱姿勢に反対の保守党議員は60名をくだらない。
 メイの妥協的態度に反対で,早く,完全離脱を明確にし,以後、EUとの関係は他の諸国と同様、 WTO規則に準拠すべきである。

・中央銀行カーニー総裁は,離脱の危険ばかり強調し,不適切で、交代すべきである。

バイロン
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