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苦難のメキシコ石油業 [経済]

原油価格の高騰もあり、5年ぶりに、粗利、純利益共に黒字化したメキシコ国営石油会社、ぺメックス。

12月から新政府発足で、同国の石油行政が改革を迎える。

新大統領、オブラドールの改革案;

・国内原油生産が14年連続して縮小。一度も増産の実績が無い。

 本年度の目標183万BDも下回っている。

 生産量の上昇が喫緊の急務で、新政府はぺメックスに生産向上の為40億ドルの現金投入を約  す。

・国内精油能力設備の老朽化に対処し、新規製油所建設に、80億ドルを、投入する。

・現在、ガソリン、その他、不足石油製品をアメリカからの輸入に頼っている。 

 新製油所の導入で国内需要は国内製品で賄う。輸入を限界まで縮小する。

 その為、原油輸出の削減も止む無し。

・国内未開発の原油資源の60%がシェイルオイルだが採取技術に疑問有り。

 当面シェイルオイル 開発を禁止する。(現在メキシコは、アメリカ バッケン油田から少量なが らシェイル オイルを 輸入している。)



以上思い切った改革だが、政府はその資金をどう捻出するのか。

また、ぺメックス社には巨額の社債の償却が2022に訪れる。

金利上昇の情勢で、同社の財務が問題。

バイロン
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