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フランス自動車燃料とマクロン [経済]

全て原罪は税制にある。

2016年フランスに走る自動車の62%、軽トラックの95%がジーゼル油を使用していた。

圧倒的なシェアーである。

ガソリンに比し,税を安く据え置き、使用を誘導した歴史がある。

近年、環境劣化の真犯人,ジーゼル車を野放しにし、環境破壊の懲罰を与えるどころか,税で優遇するとは、不公正なり,との世論が巻き上がって,マクロン大統領はジーゼル油税を漸次上げてきている。

その効果あって、昨年ガソリン車と,ジーゼル車の比率が半々となった。

マクロン大統領の選挙公約は,革命的で,2040年に全ての自動車を電気化し、一切のガソリン、ジーゼル油の販売を停止するとする。

自動車の環境破壊を一掃する。

その日に向かい,自動車の化石燃料税率を上げて,使用を経済的に排除しようとする。

しかし,此処はフランス。

人民革命の発祥の地だ。

”だんだんと重くなる”燃料税の増税などまかり成らぬ。

先週より始まった"燃料増税反対”大衆デモ。

本日、日曜のパリ、大型デモ行進が予想される。


バイロン

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