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ブエノスアイレスG-20評価 [国際]

10年の節目、ブエノスアイレスのG-20サミット。

合意は国際法上何らの拘束力を持たない。

通商、移民、環境問題、全てにトランプが横やりを入れたが結局,共同コミュニケに,トランプも署名した。

コミュニケの主要点;

・通商問題;
 トランプの強硬な反対で,”保護主義”の一言をコミュニケから除外。
 過去9回のサミット コミュニケで全て、”保護主義を排する”と謳ってきたが今回、この文言が初 めて消えた。
 他方、彼の主張でWTOの”改革”を盛り込む。

・環境問題;
 結局,パリ協定にアメリカは反対、残り19カ国は賛成、と分離した立場を確認。

・移民問題;人道と政治的影響をバランスさせて解決を模索しようと,玉虫色。

国際メデイア報道論評;

・トランプ対その他(1対19)の対立が多かったが,仲介役にプーテインが一役買った。
 彼の貢献は大きい。G-20の破壊が救われた。
 プーテインは通商に関し国際主義、環境に関しパリ協定を支持する立場を維持した。

・ロシアとウクライナ間アゾフ海の武力衝突に関し,ドイツ メルケル首相がプーテインと合意。
 二国に加えドイツ、フランスの4カ国で調停機関を設け解決に向け協議する。

・WTO改革に関してWTOは(トランプ主張の)二国間協定主義を採らずあくまで”複数国協定”主  義,”国際主義”を守ると”明確な”声明を発した。
 これもアメリカ内政上、トランプの政治生命が短命だと見切った結果か。

・サウジの問題児モハメッド皇太子は村八分の扱いだったが、例外は,プーテインと習近平。
 特にプーテインは皇太子を親友のように扱った。

・最大の見物は現地今夜のトランプー習夕食会。貿易戦争の行へは?


次回、G-20サミットは来年6月、大坂で。

バイロン




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