メイ内閣の苦悩 [連載ー英国EU離脱交渉]
明日、イギリスメイ内閣閣議。
党内にも閣内にもこの期に及んで、離脱の行く先が見えないと焦燥感が募る。
先の党首不信任案で騒ぎで表面化したが、不満は以下に纏められる。
・もうこれ以上、EUとネゴっても、離脱後のイギリスの立場が有利になることは無い。
・メイ首相の離脱案には、アイルアンド問題あり、長期に事実上の離脱が不可能で、北アイルランド がアイルランドに飲み込まれる国家分裂の危険がある。
・議会では、労働党を始めスコットランドも離脱に反対で、メイ首相案が、了承される公算は低い。
・しかし、ここまで来れば、もう、一発勝負で早期に議会の採決を求めるべきではないか。
長引けば、"第二国民投票"の要求も出てくる。逆に離脱派も硬化しており、第二投票は国を一層
二分する騒乱と成る。
・早期議会採決で、メイ案が否決されれば、それは、一切の合意無く、EUと"ハード離脱"を意味する。
それはそれでいいでは無いか。 メイ内閣は、全力で"ハード離脱"対策に取り掛かれるし、取りかか るべきだ。
メイ首相は、あくまで国民投票による離脱の意思を完遂するとし、第二国民投票は、民意に背く行為だし絶対に譲れぬとする。
また、EUとの継続した交渉を可能にするため、議会採決は1月21日まで延期すると決定している。
バイロン
党内にも閣内にもこの期に及んで、離脱の行く先が見えないと焦燥感が募る。
先の党首不信任案で騒ぎで表面化したが、不満は以下に纏められる。
・もうこれ以上、EUとネゴっても、離脱後のイギリスの立場が有利になることは無い。
・メイ首相の離脱案には、アイルアンド問題あり、長期に事実上の離脱が不可能で、北アイルランド がアイルランドに飲み込まれる国家分裂の危険がある。
・議会では、労働党を始めスコットランドも離脱に反対で、メイ首相案が、了承される公算は低い。
・しかし、ここまで来れば、もう、一発勝負で早期に議会の採決を求めるべきではないか。
長引けば、"第二国民投票"の要求も出てくる。逆に離脱派も硬化しており、第二投票は国を一層
二分する騒乱と成る。
・早期議会採決で、メイ案が否決されれば、それは、一切の合意無く、EUと"ハード離脱"を意味する。
それはそれでいいでは無いか。 メイ内閣は、全力で"ハード離脱"対策に取り掛かれるし、取りかか るべきだ。
メイ首相は、あくまで国民投票による離脱の意思を完遂するとし、第二国民投票は、民意に背く行為だし絶対に譲れぬとする。
また、EUとの継続した交渉を可能にするため、議会採決は1月21日まで延期すると決定している。
バイロン
2018-12-17 10:41
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