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マクロンとEU:フランスの新年 [欧州]

フランス大統領マクロン氏の任期は2022年迄の5年間。

熱狂的に迎えられた若き指導者。

EU統合の深化を唱え一層の経済、政治の統合を目指す。

しかし、昨年は悲惨だった。

特に国内問題。

失業者は減らず、貧富の差は広がり"富者の王様”と尊大な経営姿勢が非難される。

ついには黄色いヴェスト運動が起こってしまった。

年初支持率は40%だったのに年末は半分の20%の危険水域まで落ち込んだ。

貧者、弱者の代表である黄色いヴェストを懐柔するため、最低賃金の嵩上げ、年金生活者に対する諸税の軽減化を打ち出して今年、フランス財政は急遽100億ユーロの臨時支出となる。

これで、EU財政規則に違反する。

財政赤字が増えすぎだ。

規則は予算の収入不足はGDPの3%を超えてはならぬとなっている。

マクロンは新年の年頭の辞であくまでEUの統合に邁進すると誓った。

改革は即効性は無い。

忍耐が必要だと繰り返す。

難しい新年の船出、だが未だ大統領任期は十分ある。


バイロン

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