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プランB無し:強硬派の恐れ [連載ー英国EU離脱交渉]

一週間後の”二度目の”議会採決に向けてメイ首相最後の議会工作。

昨日は首相がこれまでのEU離脱協定に代わる第二案(プランB)の提示があるかと注目されたが、結局、何も斬新な提案は無し。

プランB は元のママ。

首相案はアイルランドと地続きの北アイルランド問題につき、最終合意が出来るまで”臨時に”現行のままの関税同盟を維持する”歯止め”を含み、これが、EUと一切の関係を断ち切りすっきりした(クリーン)離脱を求める与党内保守派と北アイルランドのDUPにとり許容できない。

しかし、昨日首相は頑固に原案の改訂を拒んだ。

党内強硬派とDUPに戦略変更の気配が生じている。

このまま、首相案に反対を続けると党内分裂は無論、政変の可能性が高く、続く政治的混乱で肝心要のEU離脱がうやむやになる恐れがある。

この際、先ずは首相案を飲んで離脱を実現し、後は条件闘争に持ち込んだ方が良い、との判断が芽生えている。

バイロン



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