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中国経済の弱点 [経済]

一昨年の中国経済の成長は6.8%、昨年が6.6%。

”深刻な減速”だと世間は姦しいが成長率の母体である経済規模が一時とは大違いに成長している。

昨年の”減速経済”でも量的には、1兆2000億ドル分の成長である。

量的には丁度10年前の2倍となっている。

昨年中国の新規雇用は最低、1000万人が生み出され、中央政府の恐怖の的である失業問題は完全に避けられている。

トランプとの貿易戦争に関して、中国は少しもたじろいでいない。

米中協議が不調で3月にトランプが追加関税を課しても、十分対応できるし、寧ろ実害はアメリカに生じるとする。

中央政府に恐ろしいのは、国内の金融の実態である。

陰のファイナンスについては中央の管理が行き届き始めたが、本欄でも触れた、企業の株担保の金融の拡大が捉えにくい。

株価こそが問題で、株価が下がれば担保価値が損傷し最終的に担保株は政府に集められてしまう。

即ち、これまで中国の経済を牽引してきた機関車だった企業群が亦国営化の不活性経済に引きずり込まれる。 

即ち、北京にとり、企業ファイナンスの融通ある提供、株価の維持の施策こそが焦眉の急である。


バイロン






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