SSブログ

サドン デスとは行かない [連載ー英国EU離脱交渉]

英国、メイ首相の最後の努力。

EUから、アイルランドの”歯止め”に関して、歯止めは”一時的で”恒久的でないこと、歯止めの終了は英国からの通告で可能で、EUの合意を要しないこと、のに点につき、EUの同意を求めようとするが、EUは、妥協しない。

となると、来月29日の”ハード離脱(何らの協定無きまま、両者の関係が断絶する)”がいよいよ現実味を帯びてきた。

しかし、現実的に3月29日が離脱日とは決められない。

EUが指摘するのは、英国の”離脱コスト”の支払い。

最低、英国は、その日までのEU予算に関して分担の支払いを行わねばならない(本年度EU予算の、3月29日までの英国分担額)。

英国は、本分担金支払いにつき議会承認が必要。

EUはその手続きに要する期間、他の離脱諸分野での分裂行動を差し控える用意がある。

従い、”実質”離脱日は、3月29日で無く、4月18日(3月29日に20日を足した日付)、となる公算がでてきた。

要は”先ず払うモノは払え”の姿勢である。

3月29日はサドンデスでは無い。

交渉の時間も少し延びたか。

バイロン
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。