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今度は米英貿易戦争 [連載ー英国EU離脱交渉]

おそらく欧州で最も嫌われているアメリカ人が通商代表のライトハイザー。

既に、EU、日本との通商交渉で極端な自己主張、”礼儀を知らぬ”強圧的な姿勢で知られて一部では蛇蝎のように嫌われている。

今度は、EU離脱後の英米通商関係に付き、18項目の要求を突きつけた。

英国農業市場の完全解放、アメリカ農業製品に付加されている種々の衛生上の規則撤廃、イギリスポンドの操作禁止、中国との取引で、自由通商原則に背くと、英国も制裁対象とする、等、まさしく”大英帝国の気概”に真っ向から切り込む要求。

また、アメリカの”デジタル製品”、即ち、1)ソフトウェアー、2)音楽、3)ヴィデオ、4)電子書籍、5)コンテント、の無関税輸入、を求め、一方イスラエル製品に対する差別排除を求めている。

アメリカーEUとの自由貿易協定だが、ライトハイザーは既にEUの農業市場開放を求め、ほぼ全メンバー国の反対に遭い交渉は頓挫している。


英国の強硬離脱派の思い。

離脱すればかっての血は水より濃い”家族関係”でアメリカとは格別な好関係が回復し、世界の市場を共に征服できるとの期待は、夢となりそう。


バイロン
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