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トルコ国産戦闘機とロールスロイス [中東]

トルコにとり第五世代の戦闘機である。

これまで手持ちの戦闘機は全て欧米産である。

2023年の共和国創設100年祭に備え、始めて国産の戦闘機を持ちたい。

NATO第二の巨大軍事力として、トルコの夢、悲願である。

”新戦闘機”にはTF-Xなる名称も与え、これまで、国産のための準備を進めてきた。

制作は基本的に、トルコ企業と、先進防衛産業との合弁で行う。

宿敵、アメリカ防衛企業に遅れをとれない、英国のロールスロイス。

数年来全力を挙げて、協力姿勢を強めてきた。

トルコのエルドガン大統領はトルコ防衛企業、最大大手のBMCをトルコ側のパートナーと指定している。

ロールスとBMCの交渉が行き詰まった。

BMCの主要株主に、カタール防衛庁が名を連ねる。

武器産業の世界の雄、ロールスロイスの奥の手が、カタールに知られる。

そこから何処に漏れていくか。

知的財産権の保護が守られそうも無い。


ロールスは交渉を打ち切った。

バイロン





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