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霧中の安全運転 [連載ー英国EU離脱交渉]

昨日のブラッセル、EUのサミット。

土壇場の英国離脱を如何に裁くか。

今回英国議会の反抗に追い詰められた英国メイ首相の懇請は、リスボン協定50条による離脱期限、今月29日、を6月30日まで延期すること。

これに対し、昨日のサミットの裁定は;

・リスボン協定の期限まで未だ一週間ある。
 英国議会は、"来週中”にこれまでメイ内閣とEUが合意している離脱協定につき、賛成の票決を行う こと。
 議会の同調で協定通り3月29日に正式離脱となる。

・若し、議会が合意しない場合は”4月22日”までに、英国政府は明確に、"具体的に”EUにたいし何を求 めるのかを表明すること。
 4月22日は英国法規上、欧州議会へ、英国の議員を送り込むか否かの最終決定期限日。

・4月22日の"新提案"につき、EU27カ国は検討する用意あり。

以上、フランスマクロン大統領の強硬姿勢(今月末までに、英国議会の立場が現状のように不明確なら
リスボン協定通り、延期無く離脱すべき、とする)、にたいし、ドイツメルケル首相の、"霧の中ののろのろ運転"方式(目に見えるだけの事はすべき)が勝利した様子。

英国には、”一寸刻み5分試し”の苦難が続く。


バイロン
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