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袋小路の英国議会 [連載ー英国EU離脱交渉]

議会政治の実験舞台。

昨夜の英国議会。

メイ首相の離脱協定に代わる提案を模索。

議長権限で、超党派の”プラン B"動議を求めた。

8件の動議ー現在のEUとの協議を停止し、即時二回目の国民投票で、離脱の賛否を、問い直せ、とする動議から、離脱時期を延長して協議時間を持て、ノルウェー型のEEAに進め、等の”メイ代替案”が出され、議決の結果いずれの動議も過半数を得ず。

またもや混迷の黒い霧が濃くなるばかり。

昨夜、メイ首相は党内の離脱強硬派(メイ案は生ぬるいとし、ハード離脱も辞さぬ一派)を集め、とにかくメイ案に賛成を求め、その代償に、自身は”夏までに首相の座を明け渡す、と説得。

党内の首相職争いに譲歩し、”新首相”の元に、”離脱後の”EUとの"新関係樹立”の協議を開始したら良いと、の妥協案。

ところがメイ”決死の”提案につき、強硬派は次期首相の切り札を持たず。

結局、合意に至らず.議会も、党内も更に混乱の度を高めている。


バイロン
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