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妥協知らずの議会 [連載ー英国EU離脱交渉]

議会民主主義のお手本か。

EU離脱の崖っぷちで、英国議会は、未だ諦めずにメイ首相の離脱案に代わる”プランB"を模索続ける。

与野党混じり合って多くの”代案”動議が上程される。

それぞれ、過半数をとれたところで、議会の最終決定とはならない。

議決は”方向付け投票(indicative vote)と呼ぶ。

いわば議会の風向きを探る票決である。

昨日の議会も数件の動議が出されたが.全て過半数を得ていない。

例えば野党労働党が賛成した”EU離脱はするが、労働者の移住だけは従来と同様自由とする”動議は、徹底的に拒絶されている。

斯様に、余りに民主的な議会で”代案”が見つからぬ。

議会の論議も疲れが見える。

”代案”が見つからねばメイ首相案に賛成するしか道はあるまい、とメイ首相周辺は、”⒋度”メイ案を議決にかける用意である。

もう、時間切れが近い。

10日のEU-27サミットまでに英国議会は白黒つけなくてはならない。

バイロン
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