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新NAFTA崩壊か [国際]

昨年、11月、得意満面のトランプだった。

カナダ、メキシコとの間に長年定着していた通商協定NAFTAをアメリカ有利(アメリカ ファーストに)に書き換えたと、広報しきり。

さて新NAFTA、発効にはアメリカ議会の承認が必要。

同様、批准にはカナダ議会の決議も要る。

アメリカ議会の承認は今夏が期限。

しかし、議会は今や民主党優勢。

彼らは、かねてよりトランプの”新NAFTA”が-・通商の原則に労働者の保護を謳っていない-・医薬品会社の特許権に過剰の力を与えていて薬価の低減に資さない、等と批判してきた。

問題なのは新NAFTAが出来たのに、交渉の具に使った強硬手段、トランプの鉄とアルミに関する”懲罰関税”が撤廃されず残っていること。

アメリカ内の与野党の区別なく多くの選挙区でカナダ、メキシコから輸入の鉄アルミの価格が上昇して地場企業が苦しみトランプ関税を撤廃せよとの声が強い。

亦、カナダも、鉄、アルミ価格が高騰しており、議会では、トランプの”関税”撤廃がなければ、
新NAFTAの承認を拒否するとの動きがある。

外務相、フリーランドはカナダの批准は難しいと公言している。

トランプとその”強面手先”通商代表ライトハイザーは対処に苦悩中で、関税の代わりに取引量の割当制をも考慮中だと報じられる。

アメリカは次期大統領戦を控え、民主党陣営は、選挙戦略としてトランプの目玉である”新NAFTA”を葬り去ろうと動き出した。

トランプとその手先、ライトハイザーが次の標的として狙いを定めるEUと日本。

メデイアはEUと日本は”トランプ攻勢”に余り心配する必要がなさそうだと書き始めた。

新NAFTA”は消え去るトランプ通商政策”の前例となりそうだ、と指摘している。

バイロン
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