SSブログ

ナイジェリア シェルと再交渉 [経済]

1990年代、世界の巨大石油会社は次々とナイジェリアと原油開発契約を結んでいる。

今となれば明らかに石油会社に有利な契約である。

典型的な契約が"生産分与契約"と呼ばれる。

石油会社と、ナイジェリア政府が共同で原油開発し、生産された原油を販売し、販売の上がりから先ずは双方の投資額を埋め、亦操業費用を支払い残り(純利益分)を、石油会社と政府で分ける。
(現金で無く生産された原油を石油会社に与える形を取るー従い"生産分与"契約と呼ばれる。)

現行の契約では、分与の原油は80%。
即ち、コストをカヴァーした後の利益を80%石油会社が取っている。
政府には20%しか残らない。

ナイジェリア政府とシェルとの現行"生産分与契約”は他の石油会社に先駆け、2023年に終了する。

両者は延長に付き交渉に入った。

ナイジェリア政府は新しい契約で会社の取り分(分油原油)を60%以下に抑えるとする。

世界の巨大石油会社群の収益構造に影響する衝撃の展開。

バイロン



nice!(1)  コメント(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。