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ギリシャ復活なるか:ツプラスの敗退 [欧州]

ギリシャの総選挙。

10年に亘る財政危機。

EU、IMFから三次の救済資金を受けてきた。

4年前に国家負債から抜け出そうと貸し手に抵抗して国民の喝采を得て政権を奪取した中道左派、シリッザ党のツプラス首相。

結局、貸し手の権威には逆らえず、言うがままの緊縮財政を強いられてきた。

昨年末時点での公的負債額はGDPの183%に達した。

この5年間経済成長率は2%を超えたことが無く、現状、失業率はEU最悪の18%。

昨年夏に救済資金の全額返済は終えたが銀行の不良貸し付け額は危険水域。

何より、緊縮財政で年金等公的支出は限度まで切り詰められ、一方税率は高止まり。


昨日の総選挙結果、中道右派、新民主党が復権。

新首相ミツオタキスは米国留学、マッケンジーの顧問の経験。

元首相の御曹司。

先ずは減税、行政官の縮減、国営企業の民営化、海外からの直接投資促進、を提唱するが、具体策はこれから。

投票率は5割を少し超えたところ。国民関心は低い。

注目の極右新政党、新ナチの黄金の夜明け党は全く伸びず消滅か。

バイロン
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