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ドイツ財布のひもを緩める時;フランス蔵相 [欧州]

コモ湖のイタリア財界セミナーに出席のフランス蔵相ルメール氏の講演。

・ドイツ経済は第二四半期0.1%縮小している。
 第三四半期の見通しも暗く収縮が二四半期続く可能性あり、定義上リセッションの危険がある。

・一方、ドイツの財政状況は格段に良く、積極財政の能力は他国を遥かに凌駕している。
 ドイツ憲法により国家財政のマイナス運営は厳しく禁じられている。
 但し例外が規定されている。”異常事態を除き”との規定がある。

・世界とEU経済が地盤沈下している今こそ、異常時でドイツの積極的公共投資を期待する。

・ドイツ国民性は理性的で、国益に資すると判断すれば、”真摯に”方向変換し行動する。
 この際、財政の緩和がドイツとEU経済を刺激し翻ってドイツ国民の利益になると説得が必要である。

・イタリアの政変でポピュリズムの台頭を抑えられた(セルヴィニ率いる極右政党リーグの下野)。
 フランスもブラッセルも満足である。
 今後、フランス、ドイツ、イタリアが協力を強め一層EU統合を進めたい。

・イタリアは、従来よりの企業独占禁止姿勢をやわらげ、国際市場で”ヨーロッパ チャンピオ”とな 
 る欧州地場産業の育成に協力すべきである。


バイロン

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