覚醒したインド

米中貿易戦争で､中国から製造業が逃げ出して、マレイシア、ヴェトナム等東南アジアに拠点を移動している。

中国産の製品にはトランプの対米懲罰輸出関税がかかる。

中国以外の国からはトランプの邪魔が入らずに対米輸出が可能でうなぎ登りに増えている。

風が吹いて桶屋が儲かるたとえ通りマレイシア、ヴェトナム、バングラデイッシュはかってない対米輸出の盛況である｡

ところがインドはその恩恵に浴していない｡

それどころか､経済不調で、過去6ヶ月輸出が連続して収縮している。

昨年の第三四半期にはGDPの成長率が4．5％迄低落した。

6年来最低である。

モデイ首相は決断した｡

新規起業の製造業に現行法人税率25％を一挙に15％まで引き下げ種々助成減税を与えて実質税率を7.5％とする。

思い切った処置で東南アジアで最低税率となり、かくて中国から逃げ出す企業を誘致する目論見。

バイロン