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原油価格激落:カルテルの崩壊 [経済]

国際原油市場、今週は一挙に30%に近い価格劇落で始まった。

国際指標ブレント原油価格は一時30ドルの下限に近づいた。

サウジ国営石油会社、アラムコは4月の公式販売価格を6-8ドルも値下げすると公表。

サウジの情報筋では、アラムコは、ロシアとの減産協力を断念し、ロシアとは敢えて敵対して増産し、マーケットシェアをロシアから奪うと政策転換の模様。

現在900万BD程度の原油生産を来月は1000万BDに、再来月は1100万BDに継続して嵩上げする。

供給過多で、原油価格が落ちれば、生産者の収入は減る。

先ずは生産コストがも最も高い、米国の新興生産者、シェルオイル生産者を破産させる。

次は、ロシアと潜水競争で、どちらが長く低原油価格に耐え抜き世界市場シェアーを多く勝ち取るか。

暫し、サウジは”焦土作戦”に乗り出す様子。

オペック、また非オペックの生産調整、カルテル行為は消えてしまった。

バイロン
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