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スウェーデン コロナ風邪の神様 [テクノロジー]

スウェーデンは世界で唯一、強制的コロナ風邪対策を採用していない。

国家疫学博士テグネル氏(Anders Tegnell)の勧告に従っている。

これまでスウェーデンは博士の勧告に従い、強制しているのは16歳以上の教育機関、大学の閉鎖、50人以上の集会の禁止のみである。

人と人との接触距離を置くとか、自宅勤務は勧告である。

強制命令ではない。公園もレストランも、バーもどこでも”普通どうり”である。

スウェーデンは無論、欧州で、急に関心と人気を集め、現代の神とも評される博士がFT紙のインタビューに応じた。

以下、彼の発言(発言は英語なので、意訳になる)要旨;

・今月末時点で首都ストックホルムの人口の40%はコロナ風邪防疫力を身に着けると予測する。
 この新コロナ病原菌は、急速に消滅しない。
 従い、40%の人口が抵抗力を持つことは国家的優位点である。

・今年の秋に、第二の波が来る。
 フィンランドは封鎖処置で現在コロナ病原菌保有者は少ない。
 しかし、その分、国民に防疫力が無いため、秋口にはまた厳しいロックダウンを必要とする可能性が
 ある。

・スウェーデン方式と、その他の国の強制的防疫処置、いずれが効果的だったかの判断は
 数年後に出る。
 スウェーデン方式は、広く公共健康状態を見て、国民が常識的な通常の生活(reasonably normal life)
 を送れるようにする方式である。

・各国で採用するロックダウン施策には科学的根拠(scientific basis)が無いものが多い。
 例えば、若年学童層がコロナ病原菌の受け渡しをするとの事実は確認されていない。

・欧州の指導者は、彼らの国の医療設備が満杯になり破綻するとの恐怖から、単純に中国の封鎖方式
 を模倣し、採用している。

・今月初日、首都ストックホルムの25%の市民がコロナ病原菌保有者だった。
 これに比べノルウェーの今週の検査結果は首都オスロで2%である。
 スウェーデンで今週、病原菌保有者数とは無関係に、新規発病者は日々減少している。

 しかし、保菌者が多く”集団免疫(herd immunity)”の効果を軽々に信じるのは間違いである。
 一般的に国民の80%が自然免疫体となり、コロナ風邪が消滅し”安全状態”が招来するとは信じては
 ならない。このコロナは消去できる容易な相手ではないからだ。

・多くの国で採用している、”ワクチンが出来るまでの辛抱で、封鎖も我慢する”との態度は
 間違いである。
 安全なワクチンの発見に”数年”掛かるし、それを世界中の人口に処方するにはさらに数年かかる。
 また、”安全な”ワクチンが見つかる保証はない。

・スウェーデンで老人ホーム、養老院の死亡者が増えたが、入所者が病弱で、既往症を持つ場合が
 多い。
 それに民間施設が多く対応姿勢が悪かった。今後、国営に移管することも含めて検討を開始した。

バイロン




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