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パリの色彩:ドウダンの秋 [私はテイテイ]

もうすぐ初めての誕生日です。秋の蓼科高原も大分寒くなりました。庭のドウダンが紅色に染まって、主人は喜んでいます。テイテイよ、これがパリの赤色なんだよ、真っ赤じゃない、洒落た色だろ、と言います。主人の散歩について行くのが好きになりました。あたり一面に極彩色の紅葉です。庭には鹿の親子が毛皮の色を少し黒めにかえて歩いています。山荘のヴェランダにカラマツの針のような葉が降り続きます。そこに栗鼠と小鳥がヒマワリの種を入れた瀬戸物のお皿に競争して集まります。もう私を見ても逃げません。すっかり慣れたのです。今朝、気温が8度になりました。主人は、もう秋も終わりだな、氷も張りそうだ、そろそろ目白に帰るぞ、と言っています。
テイテイ
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