カンカラを先に蹴飛ばす:苦悩の離脱交渉

今週、交渉団にコロナ風邪患者が生じて､土壇場の英国EU離脱交渉が一時頓挫している。

どうやら､来週ロンドンに交渉の場を決めテレ会議となる様子。

本年末までに如何なる交渉結果にせよ２７カ国のメンバー国の全員一致の批准が必要。

EU委員会、事務局の､各国自国語への翻訳作業に、かなりの時間を取らねばならず､今月末がギリギリの時限。

中断中の交渉の最大の難点は漁業問題。
とても解決は望めない。
その他、政府の企業支援ルールにも隔たりが埋まらない。

そこで、双方の交渉団に芽生えた妥協案。

双方主張を併記し"短期、臨時"の協定"とし”"再検討"条項を付して､取り合わず形式だけでも整える方式。
その場しのぎの先延ばし作戦。

西洋で言う"カンカラを先に蹴飛ばす”便法である。

バイロン