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オペック プラス纏まらず;来年度原油生産枠 [経済]

4月に合意されたオペック プラスの原油生産制限策。
年内770万BDを削減する合意。
来年初頭より、制限を約200万BD緩和する(増産する)合意だった。

しかし、5月以降コロナ風邪で世界の原油需要が縮小している。

昨日からオペック プラスは、来年度の生産制限、乃至削減緩和につき確認の協議を開始。

しかし、纏まらない様子。

伝えられるところでは;
・ロシアは緩和を緩やかにするよう主張。財政上の要請で寧ろ増産を求めたいところ。
・イラクは、完全に財政運用が破綻して、とにかく目先の原油輸出現金が欲しい。
 また、一律削減、一律緩和のやり方に反対。国民収入、国家ファンドの余裕度を見て、
 個々のメンバーに生産割当を行うべきと主張。亦、割り当てを破ったメンバーへの罰則解除主張。
・UAEは一時、オペック脱退を仄めかし自由に生産する権利を主張したが撤回。但し生産制限に反対。
・カザフスタンは増産を主張。
・イラン、ヴェネズエラ、リビヤは国内騒乱、米国サンクション等で、生産制限の枠外。
 彼らの生産量をどう管理できるのか。
・肝心のサウジアラビヤ、現行の削減量を、3ヶ月ほど緩和せず継続を主張。

協議は3日まで延長して行われる。

バイロン


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