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オペックプラスの妥協 [経済]

昨日、オペック13カ国、ノン-オペック10カ国(ロシア他9カ国)の"オペックプラス”は来月の原油生産制限量を、現行の770万BDから、720万BDに緩める事に合意した。
即ち、50万BDの増産を決定した。
決定は来月のみの単月をカヴァーし、2月以降は毎月オペックプラスで協議して"柔軟に"決定する。

23カ国グループの頂上に君臨するサウジアラビヤ。

価格維持のため、現行減産枠の緩和に反対し3ヶ月延長を主張したがロシアを始め多数の"増産組”に拒否された。

今年4月に合意された現行の、生産制限枠を越えて増産していた"違反国"は、増産でき無い。

他、増産の各国割り当てについての合意は不明。

内戦、米国サンクション等で、生産制限規制外とされた諸国の生産動向の管理も不明。

例えば、国内東西政府の角逐で、原油輸出がほぼゼロとなっていたリビヤは、内戦の収拾が進み、現時点で既に100万BDの輸出を行うほどに回復している。

世界史的な国際カルテルは独占力を失っている。

バイロン
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