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トランプが壊したNATO [国際]

尊大な行動、軍事費の拡大の強要、ロシア擁護の姿勢、単独の軍事活動、等々、トランプのNATO政策は、型破りで、30カ国70年の軍事共同体の歴史に、冷や水を浴びせてきた。

今年はイラク、アフガニスタンから突然の米兵の撤退宣言。
長期にわたり、NATOと密接に連携して進めて来た軍事行動だが、撤退の決定は事前にNATOとの相談、連絡も無い。
関係主権諸国への通知も無い。
突然、米軍の退却で、残された各国政府、NATO軍、民間人の安全など考慮に無い。

軍事費増額、ドイツへの駐留米軍の縮小の脅しで、トランプからは個人攻撃のやり玉に挙げられたドイツ メルケル首相はトランプ抜きの“欧州独自”の防衛体制の必要性を説きだしていた。

フランス マクロン大統領は、トランプの深慮を欠いた介入で、NATOは“脳死状態”だと評してもいる。

バイデン新大統領の出現にNATO事務局長ストルテンバーグ氏は有頂天。
NATOの復活、大西洋を越えて協力の再現だと、喜びを隠さない。
来月には欧州を先ず訪問して欲しいとフライング気味(未だバイデンは大統領就任していない)の“招待状”まで発している。

これまでNATOの仮想敵国は唯一ロシア。ロシアが唯一の存在意義。

一度も中国の軍事力と西欧への影響がNATO討議のアジェンダに乗ったことが無い。

バイデン新大統領の舵取りは難しい。

バイロン
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