フアウェー主席財務官；アメリカ引き渡し裁判

２年前の１２月、前大統領トランプの要求で、中国IT機器大手メイカーフアウェーのCFO、孟晩舟（Meng Wanzhou）女史（４９歳）は、カナダ　ヴァンクーヴァ―空港でカナダ警察に逮捕され、アメリカへの身柄引き渡しを要求されていた。

トランプの訴状では、彼女が、アメリカのイラン制裁に逆らい、イランと取引を行った”犯罪”。

女史は、トランプの引き渡し要求事由が、国際法上の合法的根拠を欠くとし、弁護団を構成し、カナダ政府の引き渡しに抵抗し、カナダの自宅に軟禁状態のまま法廷闘争を続けている。

ブリテイッシュ　コロンビア州　最高裁判所は　今月２０日を結審日とさだめ、昨日から最終
審議を開始した。

中国政府は、女史の逮捕と同時に、報復としてカナダのビジネスマン、ジャーナリスト２名を逮捕。

今日まで、釈放していない。

専門家筋は　アメリカ新大統領バイデンは交渉重視で、トランプの一方的な強圧外交姿勢を嫌い、今回の裁判も穏便に和解の道を辿るとみている。

バイロン