フィリピーン デイタルテ大統領政界引退

２０１６年に就任したフィリピーン大統領、デイタルテ(７６歳）。

遠慮無い発言、行動で圧倒的な民衆の人気を得てきた。

麻薬排除の強行策は超法規的だと欧米の非難を産んだが､国民は歓迎。

憲法により二期目の継続大統領は禁じられて､彼は､代わりに､今年末の選挙に”副大統領”として出馬宣言。

人気に乗じて､あと６年間実質的支配者の地位を狙った。

彼の大統領後任には､彼の出身地ダヴァオ市の市長職にある彼の娘(デイタルテ女史）が擬せられており､世論では断然人気が高い。

しかし、最新の与論調査で､親娘で大統領、副大統領を占めるのは不適切との声が高まっている。

彼は､昨日､今後、副大統領出馬を含め一切の政治活動から引退すると宣言した。


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