米中通商協議再開：フェイズ１から２へ

アメリカ通商代表　タイ女史は昨日、下記記者会見で発言。

･中国と通商問題の対話を再開する。

･前政権が合意した”フェイス１”（２０２０年１月成立）の見直しと、新しい段階ー”フェイズ２”－
　につき協議を開始する。

･フェイズ１は中国政府による米国の知的財産権の法的擁護の実施、
　オンライン介入侵害の除去、偽ブランドの排除を含んでいる。
　
　また､２０２１年末までに中国は２０００億ドル相当の､アメリカ農産物、産業製品、エネルギーの
　買い付けを行う事に合意していた。

・前政府は､上記合意を中国が遵守しないとして、罰則関税を課した。
　中国からの輸入物資、３７００億ドル相当に懲罰関税を課している。

・新対話は､対立姿勢を採らず､問題点の相互検討による解決を求める。
　また、中国政府の政府管理の経済運営につき､自由市場主義の導入を希望する。
　また、現行の懲罰関税に関して､除外できる品目につき協議に応じる。
　総じて協調に向けたフェイズ２としたい。


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