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北京のシュルツ 貿易で関係改善 [アジア]

アメリカ,EU諸国の驚きを尻目に、北京訪問を強行したドイツ シュルツ首相。ドイツ主要企業を引き連れて、習近平と会談。事後の記者会見で、シュルツは、ロシアのウクライナ侵攻を支持する中国政府に苦言を呈し、新疆地区のウイグル人に対する人権侵害に反対、台湾に対する威嚇行動の抑制を要求した、と語った。また、中国国営船会社コスコのハンブルグ港管理機構の25%の購入については、言明を避けた。中国駐在のドイツ国民にドイツ製コロナワクチンの接種を認めさせた、と語った。

この一年、全EUの中国直接投資の46%をドイツ一国で行っている。前年比、15%の大幅拡大。前首相メルケル路線を、踏襲し”貿易により関係改善”の方式を進む。

しかし、ドイツ国内でもハンブルグ港の中国買収には、国民の7割が反対、シュルツ内閣閣僚の7名までが反対を宣言している。

帰国した”商売優先”のシュルツには、まず国内政治問題が待ち構える。


バイロン

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