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NATO共同参加 スウェーデンとフィンランド [プーテインの戦争]

昨年7月にスウェーデンとフィンランドは共同してNATO参加を申請している。ロシアの違法戦略戦争に備えて両国はこれまで二国間防衛の体制から、NATOの集団自衛権の保護を求める。フィンランドでは、スウェーデン語を公式言語として認めているほど両国の提携は強い。

参加は、NATO28か国の全員一致の承認が必要。ハンガリーはロシアとの関係が深く、ごねているが、来月議会で 本件集中討議の予定。そこで、承認に動く形勢。もう一国の反対者がトルコ。自国内で自治、分離を求めるクルド労働党(PKK)は長年政府と武力闘争を行い、米国、EU,NATOより”テロリスト”の認定を受けている。国外に逃亡のクルド人をスウェーデンは”人道的に”受け入れてきた。トルコのエルドガン大統領は、NATO参加承認の代償にスウェーデンに保護されているクルド人の引き渡しを要求。執拗な態度に、苛立った米議会では、スウェーデンの参加を承認しないなら、トルコが求めている米国戦闘機F=16の引き渡しを拒否すべきとの意見が高まっている。エルドガンは、フィンランドを先に承認し、スウェーデンを後回しにする、と、妥協の姿勢。

苦悩のフィンランド、最近の世論調査でスウェーデンを差し置いて先に自国だけNATO参加することに賛否が丁度、半々。


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