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英国民営水道業 破綻の瀬戸際 [欧州]

1989年、英国サッチャー首相は、金太鼓で水道業の民営化を実施。

民営の活力で水道業のサーヴィス改善、安全性の確保を求めた。そして約30年後、民営各社は、破綻の危機にあえぐ。ロンドンを主たる商域とするテムズ ウォータ―社は、海外国営ファンド、年金ファンドの投資を受けていたが、今や、中東、中国、カナダを主に投資が消えた。株主配当を借金に頼る、見せかけの経営。装置改善、維持に回る資金が無く、現在の漏水の程度は、危機レヴェルを超え、下水の河川、海中放棄は当たり前。累積負債は各社、途方もなく膨れ上がっている。格付け各社は、テムズ ウォータ―社以下全社のレイテイングを落とした。特に金利上昇で、負債返済能力が激減。政府は、民営化路線の修正―国営化―につき検討を始めている。


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